コーセー、サステナビリティセミナーを開催

粧業日報 2023年9月19日号 2ページ

カンタンに言うと

  • サステナビリティ指針とそれに基づく具体的な活動を報告
  • 「人」と「地球」の領域でそれぞれ3つの具体的テーマを設定
  • エシカル材を使いつつ、何らかの感動を与えられれば100点のデザイン
コーセー、サステナビリティセミナーを開催
 コーセーは、SDGsが採択された「グローバル ゴールズ デイ(9/25)」のある9月に世界中でSDGs達成に向けて意識を高める取り組みが行われる中、8月22日~9月25日を「コーセー サステナビリティ マンス」と題して、同社ならではの持続可能な社会の実現にむけた様々な取り組みを実施している。

 第1弾として8月22~25日にキッザニア東京で期間限定ワークショップ「海のキーホルダー作り体験」を開催し、第2弾として9月2~3日に関西圏の大学生フィギュアスケーターを対象にした「氷上映えする、フィギュアスケートメイク術レッスン」を開催してきた。9月11日には、第3弾として「コーセー サステナビリティセミナー」を開催した。

 セミナーでは、経営企画部 サステナビリティ戦略室 室長の河野斉治氏が「コーセーのサステナビリティ戦略について」、商品デザイン部 デザイン室 室長の原田アンリ氏が「商品デザインにおけるサステナビリティについて」、商品デザイン部 デザイン室の中村かりん氏が「役目を終えた化粧品バルクの活用について」と題してプレゼンテーションを行った。

 コーセーでは、2015年に国連でSDGsが採択され、SDGsが叫ばれるようになる遥か前の1991年にCI導入を機に「美しい知恵 人へ、地球へ。」というコーポレートメッセージを掲げ続けてきた。美の創造企業として「美」にまつわるあらゆる知恵を出し合い、人々のために、大切な地球のために役立てるという強い決意が込められている。現在は、持続可能な社会の実現を目指す取り組みと目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」の指針としても定めている。

 2020年に制定された「コーセー サステナビリティ プラン」では、2030年に向けたサステナビリティ戦略と目標を設定し、「活動の明確化、KPIの設定、ドライブをかける取り組みを進めている」(河野氏)という。

 プランの策定とともに、グループの中長期ビジョン「VISION2026」における「3つの基盤」戦略の1つとして「バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進」を設定した。「VISION2026」達成に向けたあらゆる活動において「サステナビリティ視点」を組み込み実践することで、グループの事業成長と持続可能な社会の実現を両立していく。 

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