ライオン、台東区と生物多様性について考える親子イベントを開催

粧業日報 2023年10月13日号 4ページ

ライオン、台東区と生物多様性について考える親子イベントを開催
 ライオンは、生活者一人ひとりの「エコの習慣化」を啓発する活動を行う一環として、9月23日、包括連携協定を締結している東京都台東区にある「台東区立環境ふれあい館ひまわり」とコラボレーションし、生物多様性につながる「水」をテーマにしたワークショップイベントを実施した。

 イベントはライオン本社のイベントスペースで行われ、台東区の小学1~3年生とその保護者計38名が参加した。

 はじめに、生きものと水について考えるきっかけとして、台東区を流れる隅田川に生息する生きものをイラストにした釣りゲームに挑戦した。子どもたちは、隅田川とその周辺にはたくさんの生きものが生息していること、すべての生きものにとって水はなくてはならない大切なものであることを楽しみながら学んでいる様子だった。

 次に、人間などの生きものが使用できる水の量は、思っている以上に少ないことを体感してもらった。1リットルの水が入ったペットボトルを用意し、「この中の水が地球の水としたら、私たちが使える水がどれくらいか」を問いかけると、子どもたちからは「半分」「4分の1」という声があがった。

 しかし、それが地球の水全体の0.01%に相当するわずか1滴(0.1mL)であることがわかると、子どもたちだけでなく保護者からも思わず「えーっ」という声があがり、その少なさに驚いている様子だった。
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