アルビオン、役目を終えた店頭スタッフの制服をリサイクル

粧業日報 2023年11月9日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 循環型繊維リサイクルをアバンティと共同で実施
アルビオン、役目を終えた店頭スタッフの制服をリサイクル
 アルビオンは、不要製品の再資源化を目指し、アバンティとの共同プロジェクトで、役目を終えた店頭スタッフの制服を新たな魅力をもった布製品へリサイクルし、ノベルティやオリジナル雑貨として展開する。

 同社では、約2200人の店頭スタッフの制服(春夏用・秋冬用)を2年に1度刷新している。役目を終えた制服はその都度回収し廃棄していたが、資源の有効活用と廃棄物の削減につなげたいという考えから、回収した制服を繊維原料に再生し活用することにした。

 対象となった制服は、全国の「アルビオン ドレッサー」の店頭スタッフが着用した制服(2017年秋冬~2019年秋冬までの3シーズン分)、約1万着となっている。

 この期間の制服はオーガニックコットンを使用し、 アバンティで制作した。そこで、アバンティが有するコットンのリサイクルフローに基づき回収、分別、反毛(はんもう)を経てリサイクルコットン(リコットン)製品として再生した。

 今回は、リサイクルコットン30%にヴァージンのオーガニックコットン70%を加えた糸を使用し、5種のノベルティやオリジナル雑貨を、アバンティのオーガニックコットンのライフスタイルブランド「プリスティン」とのダブルネームで制作。全国のアルビオン ドレッサーで11月より順次展開する。

 同社では、複数の取扱ブランドがあり様々な素材の制服を採用している。今回の取り組みを契機として新たな資源としての活用や、環境に配慮した処理方法を検討していく。
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