一丸ファルコス、ゆらぎ肌の根本原因にアプローチ

週刊粧業 2023年12月4日号 6ページ

カンタンに言うと

  • オーガニックアロエの発酵エキスで
一丸ファルコス、ゆらぎ肌の根本原因にアプローチ
 一丸ファルコスは、季節の変わり目などに起こりやすい肌トラブル(ゆらぎ肌)に着目し、ゆらぎ肌の原因となる肌の変調をケアする発酵化粧品原料「ファーメンテージ アロエベラ」(化粧品表示名称=乳酸桿菌/アロエベラ葉汁発酵液)を10月より発売した。

 ゆらぎ肌の原因となる肌の炎症の元を抑え、乾燥肌や敏感肌などのトラブル肌に不足しがちな天然保湿因子(NMF)を補う効果が確認されている。

 発酵素材は健康や美容によいことで知られ、化粧品でも発酵原料は韓国コスメを中心に広く応用されるようになっている。同社では、1980年代よりFMエキス(醗酵乳エキス)や酵母の自己消化(発酵)エキスのイーストリキッドなどの発酵原料を発売してきた。

 「ファーメンテージ」シリーズは、大洋香料社(本社=大阪市)との共同開発により誕生したシリーズ。天然果汁を植物性乳酸菌により発酵させることで、乳酸リッチで肌にやさしいソフトピーリングが期待できる化粧品原料をラインナップしている。

 今回、大洋香料社と協同で乳酸菌発酵技術を見直し、肌に有用な乳酸を従来製品よりも豊富に含有した「ファーメンテージ アロエベラ」の開発に成功した。時間をかけて発酵させることで、エキス中の乳酸量が増え、肌の保湿に最適な発酵原料になるという。

 「ファーメンテージ アロエベラ」は、オーガニック認証を受けたアロエベラ葉汁末を植物由来の乳酸桿菌でじっくり発酵させたエキス。アロエベラ果汁は、肌に有益なカリウムを豊富に含み、乳酸とカリウムのはたらきで肌を保湿する。

 ゆらぎ肌の原因ともなる炎症性サイトカインのインターロイキン-1αやインターロイキン-6が乾燥刺激により表皮細胞から放出されるのを抑制することを確認した。
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