近代化学、独自性のあるヘアケアOEMをアピール

週刊粧業 2024年1月1日号 80ページ

カンタンに言うと

  • 「ヘアカラー&IG-Ex」をテーマに
近代化学、独自性のあるヘアケアOEMをアピール
 今期で70期目を迎えたヘアケア専門OEMの近代化学(本社=神奈川県海老名市、岡部達彦社長)は、ヘアカラーを中心にパーマや育毛剤、シャンプー、トリートメント、スタイリング剤などヘアケアカテゴリー全般の開発・製造を幅広く手がけている。

 ヘアケアEXPOに初出展する今回は、「ヘアカラー&IG-Ex」をテーマに、医薬部外品承認済みでスムーズな製品化が提案できるヘアカラーと、同社が独自開発したヒト毛乳頭細胞アクティブ原料「IG-Ex」配合のヘアケア(育毛剤/シャンプー・トリートメント)とスキンケアを提案する。

 医薬部外品承認済みのヘアカラーは、色持ちを向上しつつヘアカラー時に生じる臭いの軽減を実現した。ヘアカラーはこのほか、色味や質感にこだわった処方のカラートリートメントとカラーシャンプーを紹介する。

 独自原料のIG-Exは、これまで50年以上にわたって育毛剤で配合実績があり、同社独自の消臭技術によってニンニクエキスを低臭化して原料化したものだ。早稲田大学との共同研究により、同原料に含まれるヨウ化ニンニクエキスにヒト毛乳頭細胞の増殖を促進する作用が確認され、昨年5月に開催された第77回日本栄養・食糧学会大会のポスターセッションで既に発表している。

 IG-Exは毛乳頭細胞だけでなく、表皮角化細胞を活性化することも確認されており、育毛剤やシャンプー・トリートメントといったヘアケア以外にスキンケア用途にも活用できる。

 「昨年10月30日から11月1日にドバイで開催された中東地域最大の国際美容見本市『ビューティワールド ミドルイースト2023』に出展し、IG-Exを配合したヘアケアとスキンケアのOEM製品を提案したところ、全般的に引き合いをいただいた。日本の展示会では今回が初披露となる」(岡部社長)

 ブースではこのほか、持続性と仕上がりにこだわったシステムトリートメント・縮毛矯正のストレートヘア用アイテムと、医薬部外品申請中の育毛剤(エタノールフリー、黒髪スカルプ)、薬用シャンプーなどを紹介する。

 「10年先を見据えた時に、白髪染めを一例にあげると日本市場で人口ボリュームゾーンの多い団塊世代での使用率減少が見込まれるため、海外の新たな市場を開拓することが重要になる。日本のお客様はもとより、海外のお客様にもアピールできる機会となるよう期待している」(岡部社長)
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