近畿化粧品原料協会 岩瀬由典会長、創立50周年決意も新たに道を切り拓く

週刊粧業 2024年1月1日号 21ページ

近畿化粧品原料協会 岩瀬由典会長、創立50周年決意も新たに道を切り拓く
 2023年、社会はアフターコロナの時代に大きく移行し、日々の生活に変化が見られました。海外からの旅行者が増え、インバウンド需要が回復する兆しを見せる一方で、国際的な課題も依然として存在しています。ウクライナ問題や米国の金融政策による円安などが、経済に影響を与えています。これらの問題が一刻も早く解決され、平和が訪れることを切に願っています。

 また、2023年は当協会と日本化粧品原料協会連合会が主催し、日本化粧品技術者会が共催する第11回化粧品産業技術展(CITE JAPAN 2023)を開催。362の企業・団体が出展し、192の技術発表を行いました。2019年の記録を上回る規模での開催となり、化粧品に関する新しい情報の入手や、技術者をはじめとする関係者の皆様の交流の場としてご活用いただけたものと、喜んでおります。

 そして、2024年、私たち近畿化粧品原料協会は創立50周年を迎えます。この節目の年に、過去を振り返りつつ、新たな時代への道を切り拓く重要な転換期となるよう、エコフレンドリーな原料の開発、技術革新、市場ニーズへの迅速な対応を目指していきます。

 また、2025年に予定されている大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、持続可能な開発目標(SDGs)達成と日本の国家戦略Society5.0の実現を目指しています。

 当協会は、この大阪・関西で行われる国際的なイベントを通じて、業界の発展に貢献し、日本経済および大阪経済の復興と拡大に向けて努力していきます。
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