花王、ENEOS、サントリーHD、和歌山県と包括連携協定を締結

粧業日報 2024年1月19日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 和歌山県におけるサーキュラーエコノミーの実現に向けて
花王、ENEOS、サントリーHD、和歌山県と包括連携協定を締結
 花王は、和歌山県とENEOS、サントリーホールディングスとともに「和歌山県におけるサーキュラーエコノミーの実現に関する包括連携協定」を締結した。

 和歌山県では、地域の特性を踏まえた産業創出や広域的な資源循環ネットワークの構築を目指すため、「わかやま資源自律経済ビジョン」を2023年10月に策定している。花王とENEOS、サントリーHDは、このビジョンの策定に参画するとともに、3社はこれまでに和歌山県内の市町との資源循環に関する連携実績を有している。

 今後、当該ビジョンの実現に向けた取り組みを推進していくにあたり、4者が包括的に連携し、それぞれの資源・ネットワークの有効活用を図ることが有益との観点から、協定の締結に至った。

 具体的な連携内容は、「県内の未利用資源・事業活動から生じる連産品の資源化に関すること」「県内の産学官連携のネットワーク構築に関すること」「県内の未利用資源を有効活用するための県民への啓発・周知活動に関すること」等となっており、和歌山らしさを取り入れたサーキュラーエコノミー型産業の振興を目指していく。

 未利用資源の活用に向けては、一般家庭にて調理に使用された食用油や使用されずに廃棄される食用油からのSAF(持続可能な航空燃料)製造、ペットボトルの水平リサイクル、使用済みPET等を利活用したアスファルト改質剤等の製造などを進める。

 サーキュラーエコノミー型産業の振興に向けては、再生資源となる使用済み食用油やペットボトルを含む使用済みプラスチックを回収し、資源化・利活用するための仕組みの確立に向けた産学官連携ネットワークの構築を進める。

 また、排ガスCO₂などを活用するカーボンリサイクル技術に関する産学官連携ネットワークの構築や、「和歌山産の再生製品」としてのブランディングを推進するための産学官連携ネットワークの構築なども進める。
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