粧業日報 2024年2月14日号 5ページ
コーセーは、国際的な非政府組織(NGO)であるCDPが実施した「気候変動」「水セキュリティ」対応に関する調査にて、透明性とパフォーマンスにおけるリーダーシップが認められ、2分野で2023年度の「Aリスト企業」に2年連続で選定された。
同社グループは、サステナビリティ戦略と2030年までの目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」の中で事業活動全体での環境負荷低減をテーマに掲げ、全社グループで取り組みを推進している。
脱炭素社会の実現にむけて、SBTなど脱炭素に向かう国際イニシアチブへの参画や、TCFDの枠組みに沿った気候変動リスク・機会に関する情報開示やガバナンス体制の構築など、積極的に取り組んでいる。2030年までのCO₂排出量削減目標に加え、2040年カーボンニュートラル、2050年ネットゼロの目標を掲げ、低炭素移行計画に基づきCO₂削減の取り組みを推進している。
その一環として、国内の主要な生産拠点である群馬工場、狭山工場において再生可能エネルギーの導入、商品についてはCO₂排出量の可視化のためカーボンフットプリントの算定を実施し、バリューチェーン全体の削減を目指している。また、化粧品製造には欠かすことのできない水の有効活用のために、工場での水使用量の削減や水の再利用の促進、新技術の開発等で水資源の保全を積極的に推進している。
この記事は粧業日報 2024年2月14日号 5ページ 掲載
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