粧業日報 2024年2月15日号 5ページ
カンタンに言うと
資生堂は、国際的な非営利団体であるCDPより、「気候変動」「フォレスト」分野の透明性とパフォーマンスにおけるリーダーシップが認められ、2023年度のAリスト企業に選定された。
「気候変動」分野では2年連続、「フォレスト」分野では初の選定となり、同社として初のダブルA企業選定となった。
同社は、気候変動の緩和のための取り組みとして、2030年に向けて全バリューチェーンを通じたCO₂排出削減目標(Science Based Targets)を設定、2050年までにはネットゼロを目指している。また、事業における電力の再生可能エネルギー100%切替えを目指すRE100に加盟し、国内外自社サイトにおける再生可能エネルギーへの切替えを加速させている。
その他、サステナブルな原材料の調達など、バリューチェーン全体を通じた環境負荷軽減に全社で積極的に取り組んでいる。さらに、事業と気候変動や自然・生物多様性との関係性をリスクと機会の視点から分析したTCFD/TNFDレポートも開示している。
今後も企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、2030年に向けて「美の力を通じて“人々が幸福を実感できる”サステナブルな社会の実現」を目指していく。
CDPは、企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを有する国際的な非営利団体で、2000年の設立以来、資本市場と企業の購買力を活用することで、企業が環境影響を開示し、温室効果ガスを削減し、水資源や森林を保護することを促進する取り組みを先導してきた。
現在では136兆米ドル以上の資産を保有する740を超える署名金融機関と協働している。2023年には、世界の時価総額の3分の2に相当する2万3000社以上、1100以上の自治体を含む、世界中の2万4000を超える組織が、 CDPの質問書を通じて環境情報を開示した。
また、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に準拠した質問書に基づく世界最大の環境データベースを有し、CDPスコアはネットゼロ、持続可能でレジリエントな経済を構築するために投資や調達の意思決定に広く活用されている。
この記事は粧業日報 2024年2月15日号 5ページ 掲載
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