粧業日報 2024年2月16日号 1ページ
カンタンに言うと
資生堂の2023年12月期連結業績(IFRS)は、売上高が8.8%減(現地通貨ベースで12.2%減、為替・事業譲渡影響除く実質で1.8%増)の9730億円、コア営業利益が22.4%減の398億円、税引前利益が38.5%減の310億円、当期利益が36.4%減の217億円となった。売上高は概ね公表見通し並みで着地し、コア営業利益は公表の350億円を上振れて着地した。
2月9日に行われた決算説明会で横田貴之CFOは、前期を振り返りつつ今期の見通しについて、「2023年で市場環境はボトムアウトした。2024年は質の高い成長戦略とコスト構造改革を通じて着実な業績回復を目指す」と語った。
実質ベースの売上高は、規制強化や旅行者を中心としたビジネスモデルへの回帰の流れを受けた流通在庫調整が継続したトラベルリテール事業では前年を下回った。また、中国事業においても堅調だった上期に対し、下期はALPS処理水の海洋放出後の日本製品買い控えや景況感悪化の影響を受け、通期では減収となった。
一方、日本事業は、市場の回復を捉えた戦略的な新商品の発売やマーケティング活動の強化が奏功したほか、インバウンド需要が増加したことにより着実な伸長を果たした。米州事業、欧州事業、アジアパシフィック事業については、為替・事業譲渡影響を除く実質で3エリアとも2ケタ成長を実現している。
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■資生堂、2023年12月期は減収減益も上振れ着地~2023年でボトムアウト、2024年は業績回復へ◎収益面ではトラベルリテールが半減も日本・中国が黒字転換◎2024年12月期は構造改革推進で純利益は1.1%増 ■資生堂ジャパン、「地方創生応援税制に係る大臣表彰」を受賞■ライオン、AIが10秒で瞳の健康をチェックするサービスを開始
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