ポーラ・オルビス健保組合、がん対策推進で表彰

　ポーラ・オルビスグループ健康保険組合は、厚生労働省の委託事業「がん対策推進企業アクション」が主催する令和5年度がん対策推進企業表彰にて「がん対策推進パートナー賞」（検診部門）を受賞した。

　「がん対策推進企業アクション」は、職域でのがん検診受診率60％以上への引き上げと、がんになっても働き続けられる社会の構築を目指す国家プロジェクト。がん対策推進企業表彰では、がん対策に積極的に取り組んだ企業・団体が毎年選出される。

　令和5年度は約5000の推進パートナーから「厚生労働大臣表彰最優秀賞」1社と、「がん対策推進パートナー賞」4社（検診部門・治療と仕事の両立部門・情報提供部門・中小企業部門）の合計5社が選出され、検診部門でポーラ・オルビスグループ健康保険組合が表彰された。

　受賞にあたっては、がん検診受診率の高さに加え、同社グループの被保険者のうち約７割を占める女性への健康対策の一環として、働き盛りの女性が検診を受けやすい環境づくりや検診の選択肢の拡充、リテラシー向上等への取り組みを、企業と健康保険組合が連携して進めている点が高く評価された。

　特に、「ネットワーク健診サービスを導入し、全国医療機関で定期健診とがん検診を同時受診できるとともに、婦人科は専門機関で受診したいとのニーズにも応え、首都圏の婦人科検診では優良な外来機関と提携している点」「健診結果をグループ健康管理センターで一元管理し、有所見者に対し受診勧奨・保健指導を実施している点」「月経随伴症状や更年期症状対策として婦人科のオンライン診療を導入し、受診が容易なオンライン診療からリアル診療に切り替わる流れが見られ、がん発見のための診察につながることが期待される点」などが評価された。