粧業日報 2024年6月13日号 3ページ
ライオンは、公益財団法人ライオン歯科衛生研究所、公益社団法人日本学校歯科医会、一般財団法人東京都学校保健会と共催で、文部科学省等の後援を受け、「第81回全国小学生歯みがき大会」を開催した。
小学生歯みがき大会は、小学生の歯と口に対する健康意識を育てることを目的に、毎年「歯と口の健康週間(6月4日~10日)」に合わせて開催され、1932年の第1回大会開催から今年で81回目を迎えた。
今年は、過去最高の約5400校の小学校などから、約30万人の小学生が参加。健康な歯を保つには子供の頃から正しいオーラルケア習慣を身につけることが大切であるため、小学生に向けた「予防歯科」の理解と浸透を図るためのプログラムを実施した。
大会では、「プラークコントロールを身につけ、歯と歯ぐき・毎日の健康を保とう!」をテーマに、明海大学 安井利一氏監修のもと、健康な歯ぐきの見分け方や自分に合ったセルフケアなどの学習を通じて「予防歯科」の理解と浸透を図るとともに、オーラルケアを習慣化することで継続することの大切さを学んだ。
また、大会で学んだ内容を復習できる教材や、毎日の歯みがきの習慣化とともに自分の夢・目標の実現に向けて毎日行うことを記入する「未来宣言カード」など、大会期間中だけでなく年間を通じて活用できるコンテンツを提供した。
今年は、家庭での習慣化をさらに強化するため、歯ぐきの変化を記録する「1週間チャレンジページ」と、長期休暇中に歯みがきや他の生活習慣の必要性が学べる「イーハークエスト」という2つのコンテンツを新たに追加し、小学生の望ましい生活習慣の定着をサポートした。
3日にはライオン本社の近隣にある台東区立蔵前小学校の5年生が大会に参加し、その模様が報道関係者に公開された。
イベントの終盤で来賓挨拶を行った掬川正純会長は「今日は歯みがきの仕方やデンタルフロスの使い方をしっかり学べたと思う。お家に帰って今日習ったことをしっかりご家族に伝えて欲しい。正しく歯を磨いていくと健康になれるので、しっかり歯みがきを頑張ってください」と語った。
生徒からは「デンタルフロスは今まで一回も使ったことがなかったので使い方がわかりとても勉強になった。フロスを買ってもらい、使っていこうと思う」「奥歯はこれまであまり磨いていなかったが、奥歯の磨き方を学べたのでこれからはきちんと磨こうと思った」「こういうイベントに参加するのは初めてだったので緊張したが、ライオンちゃんがかわいくて癒された」といった感想が寄せられた。
この記事は粧業日報 2024年6月13日号 3ページ 掲載
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