ライオン、最短1カ月IoTデバイスで仕上げみがき卒業をサポート

粧業日報 2024年6月28日号 3ページ

ライオン、最短1カ月IoTデバイスで仕上げみがき卒業をサポート

 子どもの成長段階に合わせ毎日の歯みがき習慣づくりを支援するオーラルケアプログラム「おくち育」を専用ECサイトにて展開するライオンは6月19日、第2弾商品として「おくち育 まほうハブラシ」(買切りセット(ハブラシポート1台+ハミガキステップジェル9g+クリニカKid's ハブラシ6~12才用1本)3980円、ハブラシポート3680円、ハミガキステップジェル9g 798円)を発売した。

 RPG形式の専用アプリを通して自分の歯ならびにあったみがき方を学べるので、子どものやる気が続き、子どもにとって難度が高いみがき残しの少ない歯みがきの習得を無理なく目指せるという。ハブラシポートとスマートフォン専用のアプリとを連動させることで、子どもがゲーム感覚で楽しみながら歯みがきスキルを身に着けられるといい、最短1カ月で「仕上げみがき卒業」をサポートする。

 仕上げみがき卒業後もアプリは引き続き利用可能で、覚えた歯みがきスキルの維持に役立つ。なお、アプリは購入前に無料おためし版で体験することができる。

 永久歯のむし歯経験者数の割合は20代になると7割を超えることから、生涯のむし歯予防には学童期にみがき残しの少ない歯みがき習慣を身につけることが大切だ。特に、乳歯・永久歯が混在し、日々変わっていく「歯の生え変わり時期」は、その時の歯ならびに合ったみがき方の習得が必要だが、保護者の77%は「歯みがきの上達の方法がわからない」と悩んでいる。

 加えて、多くの保護者は子どものみがき残しを防ぐため、幼少期から「仕上げみがき」を実践しているが、子どもが嫌がるなど保護者にとっては負担も大きく、子育てにおける悩みの1つになっている。

 小学校卒業までに約7割が保護者による「仕上げみがき」を卒業している一方で、子どもが歯をしっかりとみがけていると感じている人は9%で、実際に保護者の手を離れる10歳頃からむし歯経験がある子どもが急激に増えていく。

 そこで今回、子どものお口の健康習慣を支援する教育プログラムの第2弾として「おくち育 まほうハブラシ」を提案した。幼少期にオーラルケア習慣を身につけることは、お口の健康や成長につながるとともに、毎日の生活リズムを整え、一人でやりきる力を身につける等、将来の様々な「生きる力」を育むことにもつながるという。

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