矢野経済研究所、2023年度化粧品OEM市場に関する調査結果を発表

訪販ジャーナル 2024年7月29日号 6ページ

カンタンに言うと

  • 2023年度の市場規模は前年度比4.2%増の3456億円
矢野経済研究所、2023年度化粧品OEM市場に関する調査結果を発表

 矢野経済研究所は、国内の化粧品受託製造市場を調査し、現況、参入企業の動向、将来展望を明らかにした。2023年度の化粧品OEM市場(事業者売上高ベース)は前年度比4.2%増の3456億円となった。

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行したことを背景に、マスク着用の機会が減少することで化粧品需要の回復が期待されたものの、想定したほど店頭での化粧品販売に結びついていない側面も見受けられ、受託案件数は総じて緩やかな動きで推移することとなった。

 一方、原材料や容器・包装資材、光熱費、物流人件費等の高騰を受けて、化粧品OEM企業はクライアントに対して受託価格の改訂交渉を積極的に行う動きが活発化した。

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