週刊粧業 2024年7月1日号 31ページ
化粧品と美容健康食品の企画・処方開発から製造(ODM・OEM)を手がけるみらい中央研究所では、アメリカの非営利環境団体「EWG(Environment Working Group)」が定めた化粧品原材料の安全性に関する計10段階からなる等級の中で、有害性が最も低い「グリーン等級(1~2)」と評価された原料のみを配合した、全成分EWGグリーン等級のスキンケアシリーズを開発し、中国のクライアントに向けた提案を強化している。
代表取締役の李娟娟(リー・ジュリー)氏は、その狙いとして「中国ではクリーンビューティの基準としてEWGの安全性スコアを参考にしており、中国で人気の化粧品成分分析クチコミアプリ『美麗修行』にも活用されている。肌だけではなく、土壌や水質など環境にも影響を与える有害物質への懸念が高まっており、全成分EWGグリーン等級を要望する中国のクライアントが増えている」と説明する。
全成分EWGグリーン等級のスキンケアシリーズは、「エイジングケア」(クレンジングオイル、洗顔、化粧水、美容液、クレンジングクリーム、スリーピングクリーム)と、揺らぎ肌やトラブル肌向けの「リペア」(化粧水、エッセンス、乳液、クリーム、アイクリーム)の2シリーズからなる。
「中国はここ数年、国家薬品監督管理局(NMPA)の規制を厳格化し、化粧品原料の登録に関する安全性情報(Annex14やSDS)の提出を義務づけている。このように、国の政策として人への安全と環境に配慮している中国では、クリーンビューティのトレンドがますます加速していくことが予測される。当社としては引き続き、SDGsや脱炭素に積極的に取り組んでいる原料・容器メーカーの製品を積極的に採用し、日本の自社ラボで環境に配慮した製品の処方研究を行い、中国市場へのさらなる輸出拡大を目指す」(李氏)
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この記事は週刊粧業 2024年7月1日号 31ページ 掲載
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