粧業日報 2024年8月6日号 3ページ
公益財団法人資生堂子ども財団は、「2023年度活動報告書」を発行した。
日本に約4万2000人いる「社会的養護のもとで暮らす子ども」の支援について、志を共にする仲間とつながり、支援の輪を拡げていきたいという思いから、発行初年度であった前年よりさらに内容を拡充させた。
実施したそれぞれの活動の詳細、子どもたちの未来をテーマとした対談記事、50年以上にわたる財団の歴史、活動支援検討者への案内等を織り込んでいる。
資生堂子ども財団は、1972年4月に資生堂の創業100周年記念事業として社会への利益還元を目的に設立された。「すべての子どもが笑顔にあふれ、自分らしく輝く社会へ」というビジョン、「志を共にする仲間とつながり、子どもたちの生きる力を支援する」というミッションのもと、3本の柱で7つの独自の活動に取り組んでいる。
1つ目の柱である「子どもへの支援」では、社会的養護のもとで暮らす子どもたちが、自分らしく将来に向けて歩むことができるよう、自立支援や高等教育進学支援を通じて、彼らの未来を後押しすべく、「①様々な法人と協働して開催する『自立支援セミナー』」「②高等教育進学を後押しする『資生堂子ども財団奨学金』」に取り組んでいる。
2つ目の柱である「子どもを育む職員への支援」では、社会的養護のもとで暮らす子どもたちの育ちを支える施設職員や里親など、児童福祉に携わる人々に専門性を高めるための研修機会の提供や活動への助成を行うべく、「③児童福祉施設職員に向けた『資生堂児童福祉海外研修』」「④海外研修の成果を深める『海外研修フォローアップセミナー』」「⑤児童福祉情報誌『世界の児童と母性』」「⑥研修等への助成」に取り組んでいる。
3つ目の柱である「広く一般に向けた情報発信・共有」では、全ての子どもの健やかな成長のため、地域の子育て家庭をサポートする活動や児童虐待防止の啓発活動に助成を行うべく、「⑦子育てセミナー・児童虐待防止啓発イベントへの助成」に取り組んでいる。
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この記事は粧業日報 2024年8月6日号 3ページ 掲載
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