粧業日報 2024年8月19日号 5ページ
カンタンに言うと
ライオンは、香川県坂出市で「キレイキレイのまち 坂出」プロジェクトを推進する一環として、香川県坂出市の全ての市立小学校で同社の衛生マイスターによる衛生授業を開催した。全ての市立小学校を対象に行ったのは今回初めての取り組みになる。
「キレイキレイのまち 坂出」プロジェクトは、市民の衛生習慣の浸透・定着を目的に2014年より坂出市とライオン、ライオンケミカルの3者が連携し推進している。これまで小・中学校、市の公共施設などへの泡ハンドソープの設置をはじめ、手洗い啓発イベントを開催してきた。坂出市にあるライオンケミカル オレオケミカル事業所は「キレイキレイハンドソープ」生産の主力工場にあたることから、地元住民の健康な生活習慣づくりに貢献することを目的に「キレイキレイのまち 坂出」プロジェクトを始動した。プロジェクトは今年で11年目を迎える。
2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、対面での活動を自粛することが多かったが、2024年4月から第3期協定をスタートさせ、再度坂出市との活動を活性化させていく。第3期ではオーラルケアにも積極的に取り組むほか、新たにハブラシリサイクル活動などサステナブルな習慣の定着と活性化にも取り組んでいく。
2024年は、6~7月にかけて同社衛生マイスターによる衛生授業を坂出市の全ての市立小学校にて実施した。動画教材を元にクイズに答えながら手洗いの歴史や、感染症対策の大切さを学べる内容としており、泡に関する実験も行い、ハンドソープの「もこもこ泡」ができる仕組みをわかりやすく伝えた。
生徒からは、「色々なところに菌がついていて、特に爪の間に菌がついていることに驚いた。手洗いすることの大切さを学ぶことができた」「ハンドソープの泡は汚れを包み込んで落とす大切な役割をしていることがわかった。これから、もっとしっかり手洗いをしようと思う」といった声が寄せられた。
有福哲二市長は、「坂出市立の全小学校での衛生授業の実施は初めての試みになる。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類になり、気がゆるみがちな今、改めて手洗いの重要性を認識する貴重な時間であったと感じている。これからの坂出を担う子どもたちに、今後も是非続けて欲しい」とコメントした。
今後は、坂出市民への「健康習慣の定着によるQOLの向上」とともに、坂出市の産業発展への貢献にも努めていく。なお、活動の詳細については随時発表していく。
ライオングループは、「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」というパーパスを起点とし、経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」を掲げ、企業活動を進めている。
経営ビジョン実現に向けた提供価値領域の1つである「インフェクションコントロール」の取り組みの一環として、衛生を中心とした生活習慣づくりにより、今後も生活者とともに、清潔に暮らせる社会の実現に向け、貢献していく。
この記事は粧業日報 2024年8月19日号 5ページ 掲載
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