ヘアケア市場では近年、スカルプ(頭皮)ケアやノンシリコン処方をコンセプトとする製品への注目度が高まっており、新ブランドが続々と姿を現している。
消費者には、“頭皮環境にやさしい”といった訴求が受け入れられているのだろう。スキンケア同様、外側からだけでなく、内側(頭皮)からケアすることが重要との認識が広がっているようだ。
高価格帯製品を購入することは、美容室やサロンでの施術サービスから上質なホームケアへと移行する消費者行動の変化とも言い換えられる。
製品面での課題を挙げるとすれば、シリコンに匹敵するような使用感や滑らかさをどう実現するかという点がポイントとなる。コンディショナーでシリコンを使用しているブランドが多いのはこのためだ。
今後、新たに投入される製品はますます増えるというのが市場関係者の共通理解だ。それに伴い、低価格化も進行していくだろう。これまでは1500~2000円が主流だったが今年に入って1000円を下回る製品も投入されはじめた。
そうなれば、必然的に「取捨選択が起きる」(メーカー関係者)。これまでの〝ノンシリコン〟を前面に押し出した訴求だけでは通用しなくなる。どこで差別化を図り、それを効果的にプロモーションしていくかが、今後は問われる。
気になるのは、大手メーカーがこの動きをどう見ているのかという点だ。参入が相次げば、市場に大きな変化をもたらすことになるだろう。
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この記事は週刊粧業 掲載
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