【日用品アンケート調査(衣料用洗剤)】20代・30代女性の衣料用洗剤使用状況

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【日用品アンケート調査(衣料用洗剤)】20代・30代女性の衣料用洗剤使用状況

 限られたお金や時間の中で、レベルを落とさずにきちんと手入れをする――。美と健康については、そんな現代女性のライフスタイルが浮かび上がってくる。20~30代女性412名に行った今回のアンケート調査(調査協力:マクロミル)では、2009年と同様、生活シーン別の使用状況や注目カテゴリーなどについてたずねた。解説では、3年前との比較も行っている。

【衣料用洗剤】3年で液体が粉末を逆転
衣料用洗剤は新たなステージ迎える

 現在使用している洗剤のタイプについては、2009年と比較して「液体」(64.1%)が20.3Pアップし、前回の調査でトップだった「粉末」を圧倒的に上回る結果となった。

 液体タイプは、前々回(2006年)が31.5P、前回が43.8Pとなっており、回を重ねるごとに粉末からのシフトが確実に進行していることがわかる。

 液体洗剤拡大の背景のひとつは、生活者のライフスタイルの変化がある。環境意識の高まりを受け、洗濯機は省電力・節水タイプが主流となっており、洗剤の溶け残りや洗いムラを抑えるために液体洗剤を選択する生活者も少なくない。

 また、洗剤本来の機能に加え、「ニオイを防ぐ」「肌や衣類へのやさしさ」「香りが続く」といった付加価値のある液体洗剤をメーカー各社が3年の間に相次いで発売したことで、液体タイプの使用者が増えたものと考えられる。

 さらに近年は、液体洗剤の中でもレギュラータイプから超コンパクトタイプへシフトする動きも顕著で、液体タイプが大きく成長した原動力となった。超コンパクトタイプは、高い洗浄力を維持しながらも、従来の液体洗剤の使用量を大幅に減らした上で、「洗浄力」「使用性」「環境」といった価値を提案している。

 こうした訴求に加え、超コンパクトタイプは東日本大震災による電力不足を契機に、節電・節水対策として「超濃縮・高洗浄・すすぎ1回」といった付加価値がクローズアップされた。今後もこうした傾向が定着化するものと予測され、液体タイプの需要はますます高まっていくだろう。

衣料用洗剤の使用状況・質問項目】

①現在、使用している衣料用洗剤のタイプは何ですか?(複数回答)
液体/粉末/ジェル/その他

②なぜそのタイプを使用していますか?(複数回答)
水に溶けやすい/使い方が簡単/経済的/汚れ落ちがよい/環境にやさしい/泡切れがよい/その他

③洗濯の頻度はどれぐらいですか?
毎日2回以上/毎日1回/1日おき/週に1~2回/その他

④柔軟剤の頻度はどのくらいですか?
洗濯時に常に使う/素材によっては使う/時々使う/使わない/その他

⑤漂白剤の使用頻度はどのぐらいですか?
洗濯時に常に使う/素材によっては使う/時々使う/使わない/その他

⑥柔軟剤入り衣料用洗濯洗剤についての利用状況、利用頻度について
現在、使用中だ/今後、使ってみたい/使いたいと思わない/その他

⑦漂白剤入り衣料用洗濯洗剤についての利用状況、利用意向について
現在、使用中だ/今後、使ってみたい/使いたいと思わない/その他

⑧おしゃれ着洗い用洗剤を利用していますか?
はい/いいえ

⑨はいと答えた人のみ、何を洗いますか?(複数回答)
セーター/ブラウス/スカート/パンツ(スラックス)/スカーフ・ネクタイなどの小物/下着/毛布/スーツ/コート/その他

【調査概要】
調査協力:株式会社マクロミル
サンプル抽出方法:株式会社マクロミルが保有するネットモニタからランダムに抽出
対象エリア:全国
調査対象者:20~39歳の女性
対象者割付:女性/20~24歳、女性/25~29歳、女性30~34歳、女性35~39歳(各103サンプル)
調査実施期間:2012年6月19~2012年6月21日

【PDFダウンロード】「【消費者調査】衣料用洗剤の使用状況はこちら

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