コーセーコスメポート・小林社長、経営ビジョン明確にしカテゴリー№1商品の創出へ

週刊粧業 2015年4月20日号 6ページ

カンタンに言うと

コーセーコスメポート・小林社長、経営ビジョン明確にしカテゴリー№1商品の創出へ
 コーセーは、2012年からの中期経営計画で打ち出した「成長ドライバーへの注力」「基幹ブランド事業の収益性拡大」「経営基盤の強化」の3つの基本戦略が進展し、15年3月期は、売上高とともに最終利益も過去最高を見込むなど、業績が好調に推移している。

 グループの一般流通向けコスメタリー事業を担うコーセーコスメポートはその牽引役を担っており、「発売する新商品のヒット率が高まってきた」と近年の好調要因を語る同社の小林孝雄社長に、市場競争で勝ち抜く体制づくりについて話を伺った。

 ――新商品が発売から短期間で存在感を高め、ヒットにつながる秘訣は何でしょうか。

 小林 当社が展開する一般小売流通向け化粧品は、売れなければ売場からすぐに外されてしまいます。ヒット商品を生み出すには、市場のトレンド変化に敏感に反応し、素早く対応できるかどうかが非常に重要です。

 その指針を浸透させることで、設立から20年以上、連続増収で推移してきましたが、先行き不透明な国内市場において、持続的に業績を伸ばせる体制をより強固にする必要があると考え、08年より事業基盤の再構築に取り組んでいます。

 主だった取り組みでは、10年度から営業部門にPDCAシートを取り入れた報告制度を導入し、PDCAサイクルの徹底を図っています。導入前に比べ、私を含め、経営陣が現場の状況を把握するまでのリードタイムがずいぶん短縮されましたし、営業と商品企画に情報の一体感が生まれ、それが、より市場のニーズを反映した、ヒット商品を生み出す大きな要因になっています。

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