【消費者アンケート調査】昼、ヘアケア剤型はトレンドに変化、メークも3割超がアイブローのみ

週刊粧業 2015年7月6日号 10ページ

カンタンに言うと

【消費者アンケート調査】昼、ヘアケア剤型はトレンドに変化、メークも3割超がアイブローのみ
 日常的なヘアスタイリングに関する調査で、「外出時のヘアスタイリングの回数」は、7割近い女性が「しない」と答え、大多数の女性が外出先でヘアスタイリングをしていない実態が明らかになった。一方、外出時にもヘアスタイリングをする約3割の女性の間では、「1回」が主流で、多くても3回までであることがわかった。

 外出時のヘアスタイリングに使用するアイテムは、「クシ・ブラシのみ」が前回調査(2012年)と同様に過半数を占めた。

 使用するスタイリング剤では、3年前とで剤型のトレンドに変化が見られた。中でも前回最も回答が多かった「ワックス」が17・2%から大きく減少し、8・5%だった。

 それ以外の剤型では、ワックスほどの大幅な増減はなかったが、1・8%から1・5%に下げた「ジェル」以外のアイテムは、前回よりも使用率が上昇する結果となった。大きい順に「スプレー」(前回9・5%)が12・3%、「ミスト」(同7・1%)が7・7%、「クリーム」(同4・1%)が6・2%、「トリートメント」(同5・3%)が5・4%、「フォーム」(同0・6%)が2・3%となった。

 「ワックス」の使用率低下は、女性だけに限った話ではない。マンダムの調査によれば、男性用ワックスもエントリーユーザーとなる10代を中心に若年男性の使用率が低迷しており、市場は微減傾向にある。

 また、スタイリング剤市場全体で見た場合、おしゃれを楽しむ10~30代の若い世代に支えられているカテゴリーの特徴を踏まえると、少子高齢化が進む中長期展望は、ユーザー減少による市場縮小が濃厚である。

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