エトヴォス、新イメージ打ち出しスキンケア比率が上昇

週刊粧業 2016年4月18日号 8ページ

カンタンに言うと

エトヴォス、新イメージ打ち出しスキンケア比率が上昇
 通販を中心にファンデーションなどのミネラルメーク商材で業績を伸ばしているエトヴォス(大阪市)が、特に昨年以降はスキンケアの売上構成比を高めるなどして新たなイメージを打ち出している。

 4月には念願だった常設カウンターを百貨店内にオープンした。さらに、50代以上の新たな客層をターゲットにしたエイジングケアブランド「VIRCHE(ヴァーチェ)」も、順調に愛用者を増やしているという。

 尾川ひふみ社長に、今後の育成プランを聞いた。

 ――昨秋に全面リニューアルしたスキンケアラインの動向は。

 尾川 発売から数カ月間は事前予想の2倍を超えるペースで伸びていたが、最近はさらに加速して予想比3倍ほどの実績を叩き出している。

 美容雑誌などのベストコスメで上位に選出された「モイスチャライジングローション」や「同セラム」が牽引している。

 ECでミネラルファンデーションのスターターキットにスキンケアのサンプルを同封しており、そこからの引き上げが多いことも大きく影響している。

 スキンケアは創業当初から販売しており、ミネラルメークと同時に使用することが必要だと訴え続けてきた。それがようやく実を結び、ここにきてうまく回ってきた。

 ブランドに占めるメークの売上構成比は70%前後とまだ高いが、スキンケアの割合も一気に高まってきている。

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