花王、従来の枠を超えた新たな化粧品販売戦略を提案

粧業日報 2018年12月4日号 1ページ

花王、従来の枠を超えた新たな化粧品販売戦略を提案
 花王(澤田道隆社長執行役員)は11月28日、都内ホテルで主要取引先を招き「花王コラボレーションフェア2018年秋」を開催した。

 これに先立って実施した「2019年度花王方針説明会」では、2018年5月に発表した化粧品新戦略に基づき、化粧品の新しい販売戦略の方向性を明らかにした。

 具体的には、従来の制度品ビジネスモデルの枠組みを超えた新しい品揃え、売場ロケーション、カウンセリングの在り方などを提案した。セルフブランドでも、簡単な推奨などITを活用した新しい売場展開をめざす。

中期計画の根幹は「ESG」

 方針説明会の冒頭、澤田社長は、新年度の基本方針について次のように語った。

 花王は現在、2017年度を初年度とする4カ年の中期経営計画「K20」を推進している。そのスローガンは、「自ら変わり、変化を先取りする企業へ」である。そのためには先ず経営自らが変わらねばならない。

 例えば取締役会の活性化をめざし、取締役の数を社外取締役を含めて7名とし、取締役会議長も社外取締役にした。社外取締役の数も増やしている。

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