Abby、原産地で障害者就労支援と海洋保全を実践

週刊粧業 2019年1月1日号 86ページ

Abby、原産地で障害者就労支援と海洋保全を実践
 「南の島発、メンズコスメ」をコンセプトとする男性化粧品ブランド「DOORS」を展開するAbbyは、原料の産地となっている沖縄でSDGsの目標達成を目指している。

 障害者施設との協業による障害者就労支援と、売上の一部を環境保全に寄付する取り組みを通じて、同社のブランドイメージ向上につなげている。

 具体的な取り組みについて、プロデューサーの山本信博氏に話を伺った。

 ――貴社ではSDGsのどの目標に取り組まれているのでしょうか。

 山本 当社では、目標8「経済成長と雇用」と目標14「海洋資源」について取り組んでいる。

 まず、「経済成長と雇用」については、ターゲットの5番、「若者や障害者を含むすべての男性および女性の、完全かつ生産的な雇用およびディーセント・ワーク、ならびに同一労働同一賃金を達成する」の達成に向けて取り組んでいる。具体的には、沖縄県内の障害者福祉施設との協業を行っている。

 男性化粧品の通信販売を行っている当社は、商品と一緒に沖縄の海や花、動物を描いたイラストと感謝の言葉を添えたカードを、「THANKS梱包」として製品と一緒に同梱し、お客様に届けている。

 このイラスト制作を、県内2カ所の障害者福祉施設(障害者福祉センター ふくぎ、NPO法人ナカヤ)に依頼し、ハンデに負けず社会自立を果たそうとする障害者の方々や、障害者福祉施設のみなさんにご協力をいただいている。

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