石堂硝子、重量感・肉厚感にこだわり樹脂量削減化を推進

C&T 2019年9月17日号 23ページ

石堂硝子、重量感・肉厚感にこだわり樹脂量削減化を推進
 化粧品容器メーカーの石堂硝子は、2009年に植物由来樹脂を使ったバイオPETやバイオPEへの切り替え可能な体制を整え、顧客ニーズに合った形で紹介を進めている。

 浅野圭司専務は「化粧品容器もゴミとして廃棄される以上、環境への配慮が欠かせない。企業の姿勢として示すのに、これからますます重要な分野になると捉え、環境対応型容器の開発を進めた」と当時を振り返る。

 バイオPETやバイオPEへの切り替え対応のほか、紙を51%以上使用したパウダーファンデーション用の容器なども開発し、従来のプラスチック製容器に代わる次世代型容器として、化粧品・美容関連の展示会などでも紹介してきた。

 販売を開始した当時は「バイオ樹脂を中心に今よりも環境対応型容器に対する顧客の関心度は高かった」というが、対応可能なロット数やコストなどの面から最終製品化につながるケースは稀だったという。

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