TPCマーケティングリサーチ、女性の美容に関する意識・実態調査

粧業日報 2020年6月9日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 若年層の敏感肌意識が高まる中、オールインワンへの不満も高まる傾向に
TPCマーケティングリサーチ、女性の美容に関する意識・実態調査
 TPCマーケティングリサーチは、女性の美容に関する意識と実態を明らかにすべく、20~70代の女性1236人(スキンケア・メークアップを週に1回以上行う人)を対象にアンケート調査を実施した。

 その結果、敏感肌の意識では「(やや)そう思う」が半数を占め、特に20代・30代が7割弱となっている。

 この1年でみても、全体では4P増加しており、特に20代が7P増、30代が15P増となっていることから、若年層の敏感肌への意識が高くなっていることがわかった。

 また、化粧品を購入する際に決め手とする情報源については、20代を中心に「SNS」や「YouTubeなどの動画サイト」を利用する人が増えている。

 具体的には、化粧品を購入する際に「SNS」を決め手とする割合は全体で約2割(前年比4P増)。年代でみると、20代が67%となっており、この1年で14P増加している。

 また、「YouTubeなどの動画サイト」の割合は9%(前年比5P増)。年代にみると、20代が30%で、この1年で10P増加している。クラスター別にみるとそれぞれ「プチプラタイプ」「コスメ好きタイプ」の利用率が高くなっている。

 このほか、化粧品の使用実態についてみると、スキンケアを購入する時の選定ポイントは、「自分の肌に合う」が6割以上で最も高い。この1年でみると7P増えており、「自分に合ったものを使いたい」というニーズが高まっている。

 また、オールインワンについては、この1年でデメリットについて「そう思う」割合がすべての項目で増えており、特に「浸透力の不足」「保湿力の不足」が9P増加し、オールインワンに対して不満に感じる人が増えている。

 また、シワ改善コスメについては使用率が5%で、使用しているブランドは「エリクシールシュペリエル」が最も多かった。
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