セントラル・コーポレーション、手が荒れにくいアルコール除菌ジェル5000本を寄付

週刊粧業 2020年8月24日号 10ページ

セントラル・コーポレーション、手が荒れにくいアルコール除菌ジェル5000本を寄付
 セントラル・コーポレーションは在庫バルクの小分けではなく、ゼロからのオリジナルブレンドで「わずか100個から化粧品をつくる」小ロット製造のパイオニアとして、独立を目指す起業家を支援し続けて今年で41年目を迎える。

 「ポストコロナ時代の製造業の生き方」をテーマに、笹山博史社長に話を伺った。

 ――コロナ禍で新たに取り組まれたことについてお聞かせください。

 笹山 今回のコロナウイルスは、世界の感染者数が1800万人を超えるなど大変な事態になっている。



 当社としても、化粧品OEMメーカーとして、微力ながら何かできることはないかと考え、前線でコロナ対応に取り組む医療従事者や美容業界に、独自開発した「手が荒れにくいアルコール除菌ジェル」(写真)を計5000本寄付する取り組みを開始した。

 開発のきっかけは、医療従事者やエステサロンの方々から、「アルコール除菌ジェルを使っているが、手がガサガサになってしまう」とのお声をいただいたことだ。

 化粧品の研究者を擁する当社ならば、アルコールを高濃度に配合しながら、手が荒れにくい除菌ジェルの開発が可能なのではないかと考え、開発に取り組んだ。

 実際に開発した除菌ジェルを使っていただいた方からは、「繰り返し使っても手が荒れない」と好評をいただいている。

 こうした取り組みを通じ、業界の発展のために微力ながらご協力できればと考えている。

 ――コロナ時代の製造業についてのお考えをお聞かせください。

 笹山 創業来一貫して、人から受けた親切を別の人への親切でつなぐ「ペイ・イット・フォワード」の信念に基づき、事業展開を行ってきた。

 「業界の革命児」と呼ばれたこともあるが、一時的な革命では意味がない。

 いつまでもフロンティア(開拓者)の精神を維持し続け、「レジェンド(伝説)」として完成させ、後世に残したいと考えている。

 そのため、コロナ禍においてもこれまで以上に「常に人の為」を貫き、一生涯をかけて、全力を尽くし、皆さんを支援していく所存だ。

 「行動しなければ成功はつかめない」というのは普遍的真理であり、当社とともに、成功の第一歩を踏み出していただければ幸いだ。
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