近代化学、100%自然由来製品や衛生製品を中心にトレンドに合ったOEMを提案

週刊粧業 2021年1月1日号 78ページ

近代化学、100%自然由来製品や衛生製品を中心にトレンドに合ったOEMを提案
 ヘアケア関連製品を中心に、化粧品・医薬部外品OEMを展開している近代化学(本社=神奈川県海老名市)は、ブース小間数を昨年の0.5小間から1小間に倍増して臨む今展示会で、100%自然由来製品や衛生製品などを中心にトレンドに合ったOEM製品をアピールする。

 100%自然由来製品では、アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分をベースに、自然由来原料のみを使用したシャンプー・トリートメントに加え、植物由来抗菌成分や保湿成分を配合したマスクスプレーを提案する。



 衛生製品では、手肌にやさしい保湿成分のヒアルロン酸Naとトレハロースを配合したアルコールジェル・リキッド(化粧品、写真)のほか、マスク表面に付着するウイルスや菌の除去・増殖抑制などの効果が期待できるアルコール成分配合マスクスプレー(雑貨)を紹介する。

 「アルコールジェルはべたつかない速乾タイプで、ミストタイプのリキッドも手軽に使用できる。マスクスプレーは除菌・抗菌、消臭、冷感、精油などの訴求成分をプラスすることも可能だ」(岡部達彦社長)

 ブースではこのほか、ヘアケアOEMで主力の「カラートリートメント」をはじめ、「さらつやまとまりミスト」「ボリュームアップミスト」「2ステップシステムトリートメント」「いちご果汁配合ヘアケア&ボディケア」といったOEM製品を提案する。

 さらつやまとまりミストとボリュームアップミストの2品は、前回の化粧品開発展で提案した処方を改善し、使用感が向上しているという。

 2ステップシステムトリートメントは、ミストタイプの1液を髪に染み込ませて時間を置いた後、クリームタイプの2液を浸透して洗い流すことでサラサラな髪質が長期間持続するという。



 「これまでの化粧品開発展では、カラートリートメントなどホームケア用のOEM製品を中心に紹介してきたため、美容室のお客様が来場した際に案内できる商材がなかった。今回、美容師免許を持つ営業社員からの声で2ステップシステムトリートメントを開発し、美容室向け商材として提案する」(岡部社長)

 いちご果汁配合ヘアケア&ボディケアは、本社工場のある海老名市の特産品「苺」を用いて、同社が独自にINCI名の取得から抽出まで行ったいちご果汁配合のシャンプー・トリートメント・ボディソープを紹介する。
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