宮本、メール便で送れる厚さの新シリーズを提案

週刊粧業 2021年3月22日号 7ページ

宮本、メール便で送れる厚さの新シリーズを提案
 容器の販売を手掛ける宮本は、前期(20年11月期)の実績が前年比10%増と好調に推移した。除菌用スプレーや通販を中心としたスキンケア用製品、顧客が中国向けに販売する製品の受注増等により、過去最高実績だった前期からさらに業績を伸ばしている。

 今春は新たにメール便対応シリーズと、面一容器(つらいちようき・キャップと本体の径が同じ)を提案する。

 前期について、宮本浩樹社長は「コロナ禍で上々の実績だ」と評価する。背景には、除菌用アルコールに使用するスプレー容器の受注増がある。

 昨年の前半頃から需要が高まる中、自社在庫を確保している同社は順調に供給を進め、新客の獲得にもつながったという。

 また、通販を中心としたスキンケア用途や、中国向けに販売する製品の受注も実績の拡大を後押しした。中でも、インジェクションブロー成形のPET容器が好調だったという。

 今春は2つの新シリーズを導入する。

 このほど提案を開始したメール便対応シリーズは、オーバル型のPET製で、本体の厚みを抑えた設計となっている。スポイト容器は20 mL・30 mL、ポンプ容器は30~150mLと幅広いサイズを揃えた。

 また、面一容器は、キャップと本体の一体感がスタイリッシュな印象を与える。見た目にこだわりたい需要に対応できる製品として、4月初旬頃から提案できる体制を整える。

 「配送料の削減により、コロナ禍で課題となる事業コスト削減に貢献していきたい」(宮本社長)

 両製品とも、今年前半にかけ順次サンプルを郵送するなど、積極的な提案を進めていくという。

 さらに、同社が日本総代理店を担う韓国のTORY KOREA社と共同の容器開発にも注力している。ヘビーブロー成形の肉厚PETシリーズで、プレステージ製品向けに販売していく。

 並行して、人材の確保・育成も進める。

 コロナ禍で買い手市場に転じた昨年から直近にかけ、人材の大幅募集を実施。営業や物流・製造など各部門で10%増員した。将来的に活躍できる人材へ育成し、長期的な事業基盤の強化を図っていく。
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