資生堂、コロナ禍におけるシミケアについて意識調査を実施

粧業日報 2021年4月28日号 5ページ

資生堂、コロナ禍におけるシミケアについて意識調査を実施
 資生堂は、2021年3月、皮膚科やエステ等でシミや肝斑対策の施術を受けたことがある25歳~59歳の女性700名を対象に、コロナ禍におけるシミケアに対する対策や悩みの実状について意識調査を実施した。

 その結果、自粛生活で紫外線を浴びていないにもかかわらず、シミが気になる人が増えているという実態が明らかになった。

 コロナ禍以降、シミや肝斑に対する意識が変わったと感じている人は42.6%と全体の半数弱を占めた。具体的な意識の変化としては、「より顔のシミ・肝斑が『気になるように』なった」(58.4%)という人が多く、「シミ・肝斑ケアのために新しく美白化粧品を取り入れた」という人も27.5%を占めている。

 コロナ禍でライフスタイルが変化したかを尋ねたところ、「メークの頻度が減った」(43.1%)、「運動不足になった」(38.0%)、「精神的なストレスを感じるようになった」(29.7%)が上位につけた。

 コロナ禍において、ホームケア全般への意欲は高まっており、「おうちでの美容ケアへの意欲は上がった」と回答した人は66%となった。具体的に意欲が上がった点に関しては、そのうちの半数が「より効果の高いコスメを探す・買うようになった」(49.4%)と回答している。

 美容皮膚科などでシミケアをしながら、併行しておうちでのシミケアを行っている割合も多く、日頃のケアとして継続的に「皮膚科やエステなどの施術を受ける」という353人のうち、併行しておうちでのセルフケアを行っている人が206人(58.3%)にのぼった。

 具体的なケアとしては多い順に、「市販のシミ用美容液(美白美容液)を使う」(206人中124人)、「皮膚科で処方される薬を付ける」(同104人)、「皮膚科で処方される内服薬を飲む」(同86人)、「皮膚科・美容皮膚科でドクターズコスメを購入して使う」(同58人)となっている。

 皮膚科やエステの施術にプラスしてセルフケアを取り入れている理由としては、「施術できれいになった肌をキープしたい」(206人中93人)、「早く効果が出ると思うため」(同89人)、「皮膚科やエステの施術だけだと元の状態に戻りやすいと思うため」(同85人)がトップ3となった。


 シミや肝斑対策の施術を受けた後、「シミや肝斑が元の状態に戻ってしまった」と感じたことがある人は「ある」(41.0%)、「どちらかといえばある」(31.3%)を合わせて7割強(72.3%)にのぼり、施術後の戻りジミを実感していることがわかった。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 資生堂、コロナ禍におけるシミケアについて意識調査を実施

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop