ナリス化粧品調査、日やけ止めの専門用語「わからない」が半数以上

訪販ジャーナル 2021年7月19日号 5ページ

2021年7月20日 10時00分

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 ナリス化粧品は、梅雨明け後の本格的な夏の到来を前に、全国の子どものいる25~49歳の女性2186名に、本人と子どもの日やけ止めに関する意識調査を行った。

 まず、自分と子どもの日やけ止めの使用の有無を尋ねたところ、「自分だけ使用している」(33.6%)と「自分も子どもも使用している」(38.9%)を合わせると、7割(72.5%)を超える女性が、日やけ止めを使用していることがわかった。

 日やけ止めの使用有無が末子の年齢によって異なる傾向が見受けられたため、詳細を確認したところ、「自分も子どもも使用している」のは、末子が1歳の5割超が最大で、末子の年齢が上がるほど、減少する傾向が見られた。

 末子の性別によって使用の有無に差があるか確認したところ、「自分も子どもも使用している」のは末子の性別が女児だと47.2%で約半数に迫るが、男児の場合は29.9%と3割に満たないことがわかった。



 本人、もしくは子どもが「日やけ止めを使用している」と答えた女性850名に、使用している日やけ止めが専用か否か尋ねた。

 その結果、「それぞれ専用の日やけ止めを使用している」と答えた女性が5割を超えた。

 「自分と同じ日やけ止めを子どもにも使用させている」(19.6%)に対し、「子どもに合わせて、同じ日やけ止めを自分も使用している」と答えた女性が24.9%と後者の方が多数派だった。

 また、末子の年齢が低いほど、子どもに合わせて同じ日やけ止めを自分も使用している女性が多く、それぞれ専用の日やけ止めを使用している女性も多いことがわかった。

 末子の年齢が上がると、専用の日やけ止めを使用している女性が増えるが、子どもが幼いうちは、日やけ止めを選んでいるのは母親で、安全性を重要視する傾向があり、子どもがある程度の年齢に達すると、子どもが日やけ止めを選んでいる傾向が高いため、好みにより、それぞれ専用の日やけ止めを使用していることが伺える。

 日やけ止めを購入する際に、重視することを尋ねたところ、「SPFやPAの数字」や「日やけ止め効果」は基本機能であるため、当然高いスコアを記録したが、特に高いのは「肌に刺激がないか」という項目で、全体では46.7%と約半数の女性が重視している。

 また、末子の年齢別に、重視する項目を見てみると、末子の年齢が低いほど、「肌に刺激がないか」という項目が重視され、3歳までの子どものいる女性では、最も重視するのが「肌に刺激がないか」という項目で、約半数、0~1歳の子どものいる女性では約6割の女性が重視すると答えている。



 ただし、日やけ止めを説明する言葉について、理解度を聞くと、最もよく使用される「SPF」でも「意味をよく知っている」のは17.7%にとどまり、「PA」は13.4%、「ケミカル」は11.9%、「ノンケミカル」は14.1%といったように、「ウォータ―プルーフ」(49.7%)、「パッチテスト」(38.5%)を除くすべての言葉で、よく知っている女性は約1割という結果となった。

 日やけ止めを使用する理由を尋ねたところ、ママが使用する理由は1位「日やけを防ぐため」(73.7%)、2位「将来のシミ・そばかすを防ぐため」(68.1%)、3位「将来のシワを防ぐため」(36.1%)と続き、以前は「日やけ=シミ・そばかす」の一辺倒だったが、3位に「シワを防ぐため」が入り、紫外線がシワの原因にもつながるという意識が浸透してきたことが伺える。



 子どもが日やけ止めを使用する理由は、1位「日やけを防ぐため」(58.9%)、2位「日やけによる赤みや発熱を防ぐため」(45.6%)、3位「将来のシミ・そばかすを防ぐため」(37.1%)という理由が続く。

 4位に「日やけによるかゆみや皮むけを防ぐため」(31.9%)、5位に「皮膚がんなど将来の病気を防ぐため」(27.1%)という理由が入ってくるが、「日やけによる体力の消耗を防ぐため」(16.6%)など、日常の健康を保つために使用するという意識はまだまだ低いことがわかった。

 日常的に使用する12種類の化粧品について、子どもを持つ女性と、子どもがそれぞれ使用して、「肌に合わない、刺激があった」という経験があるかどうか尋ねた。

 ママの「肌に合わない・刺激があった」経験は、多い順から1位「化粧水」(34.2%)、2位「乳液」(26.0%)、3位「洗顔料」(22.3%)で顔に使うスキンケアが多い傾向で、「日やけ止め」は5位で18.1%となった。約5人に1人の女性は、肌に合わない、または刺激があったと答えている。

 子どもの「肌に合わない・刺激があった」経験は、1位「シャンプー」(12.6%)、2位「ボディソープ」(11.8%)、3位「ボディクリーム」(9.6%)、4位「日やけ止め」(9.1%)となった。

 「肌に合わない」は、刺激以外に感覚的な好みもあるため、大人の女性は肌に合わないと判断できるが、子どもは「肌に合わない」と判断できることは少ないため、「刺激があった」経験と近しい数字とみなしてよさそうだ。

 同社では、今回の調査結果を受け、「使用率が7割を超える日やけ止めにおいて、専門用語が生活者に浸透していないことに驚いた結果となった。使用理由も『将来のシミ・そばかすを防ぐ』という外観への意識が圧倒的に強く、『健康のため』という意識は低いことがわかった。女児と比べて男児の使用率が低いことも、その表れだと推察できる。日やけによる疲労を防ぐことなど、日々の健康に日やけ止めが役立つことの理解を促していくことが必要だ」と総括している。

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