2021年 化粧品容器・パッケージ、環境配慮型の提案が加速

週刊粧業 2021年10月18日号 25ページ

カンタンに言うと

  • 「脱炭素社会」の実現に向けて循環型の取り組みに注目集まる
  • 再配達問題の解決に向けて「薄型容器」の開発が進展
  • SDGsへの関心高まる中、各社の情報発信も盛んに
2021年 化粧品容器・パッケージ、環境配慮型の提案が加速
 国内の化粧品市場は、新型コロナウイルスの感染拡大により大きな影響を受け、2021年は回復しつつあるカテゴリーもみられたものの、市場全体としては回復が遅れている状況だ。

 インバウンド需要の消失や外出自粛によるメークアップアイテムの使用頻度の減少、時短営業や休業など、様々な要因が影響している。ただ、そうした中でも、ECは好調に推移しており、容器各社は、物流コストの削減にも貢献できるメール便対応の薄型容器の提案にも注力している。

 環境配慮型の提案も進む。バイオマスや紙などの環境にやさしい原料の活用や、リフィル、ガラス容器といったプラスチック使用量を抑えた提案をはじめ、幅広いアプローチで環境配慮が打ち出されている。

 様々な素材や技術、アイデアをもとに製品開発が盛んに行われる中で、今後の新素材や新技術の登場にも期待したいところだ。

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