ポイントピュール、CBD・NMN関連のOEM依頼が増加傾向

週刊粧業 2021年10月18日号 17ページ

カンタンに言うと

  • 実店舗でのマーケティングでニーズ掴む
ポイントピュール、CBD・NMN関連のOEM依頼が増加傾向
 ポイントピュールは、コロナ禍でありながら好調な業績で推移している。新規の問い合わせも月に10件~20件ほどあり好調だが、特に既存顧客の伸びが大きい。

 「当社はもともと、美容室やエステ、ホテルからの依頼が多かったが、コロナ禍で対面式サービスへの来店が減少する中で、新たに通信販売を立ち上げるケースもみられ、そうした部分の伸びも大きく貢献している」(大道敦代表取締役)

 同社は、オリジナルブランドを展開する実店舗の運営も行っており、店舗でテストを行いながらニーズを掴み、OEM提案に活かしている。9月22日には、かねてからプレオープンをしていた「Ryu Spa 国際通り県庁前店」がグランドオープンに至った。

 「ヘルシービューティーの観点でいうと、CBDやNMNを活用した化粧品OEMの依頼が増加傾向にある。CBDを提案できるOEMメーカーがそれほど多くはないのも引き合いが多い要因の一つではないか」(大道社長)

 9月24日には、CBDを配合したサロン専用のトリートメント用ジェルを自社商品として発売した。海洋深層水や沖縄自然素材も配合している。

 「当社では、製品のほとんどに海洋深層水を採用しており、沖縄素材についても、ゴーヤーやアセロラなど、沖縄の植物から得られる美肌成分を積極的に提案してきた。化粧品づくりにおいては、原料からストーリー性が語れるかどうかが重要になる。食べられるものからの化粧品づくりは当社が得意とする分野で、ストーリー性も付与できる」(大道社長)

 なお、引き続きヒト幹細胞液の引き合いも多いという。美容液や特殊なエイジングケアに採用されるケースが多い。

 「複数のヒト幹細胞を上手く組み合わせたり、白金ナノコロイドにヒト幹細胞培養液を付着させ、コラーゲンで包み込むことで浸透性を高めるなど、研究開発にも継続的に取り組んでいる」(大道社長)

 今後について、大道社長は、「引き続き店舗運営を通じたマーケティング結果をOEM先に展開していくとともに、研究開発に注力していく」と語った。
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