メリードゥビューティプロダクツ、デリケートゾーン等フェムケアが好調

週刊粧業 2022年1月1日号 78ページ

メリードゥビューティプロダクツ、デリケートゾーン等フェムケアが好調
 エコサート認証工場を拠点にオーガニック・ナチュラル化粧品のOEM事業を展開するメリードゥビューティプロダクツは、女性の健康上における課題を解決する「フェムケア」製品や、ミネラルが豊富な「泥」配合品、包材も含め環境負荷低減に貢献できる製品の受注が増え、コロナ禍でも堅調に推移している。

 昨年の振り返りと今後の重点施策について、津野田正弘社長に話を伺った。

 ――「フェムケア」製品の受注が好調です。

 津野田 ITを活用して女性の課題を解決する「フェムテック」が社会全体で注目される流れを受け、デリケートゾーン向け洗浄剤に代表される「フェムケア」への注目が集まっている。そこで当社でも昨年から、化粧品や医薬部外品の提案を本格化している。

 中でもデリケートゾーンに求められる「安心・安全」へのニーズが、エコサート認証をはじめ強みの「オーガニック」処方とマッチする点などから支持を受け、受注が順調に進んでいる。

 22年春には「フェムケア」製品のラインナップ拡充を予定しており、強みを生かした提案を進めていく。

 ――このほか、好調なカテゴリーは。

 津野田 「泥」関連アイテムにも、再び注目が集まっている。ミネラルをはじめ豊富な栄養素が含まれており、汚れ吸着機能も高い「泥」の効能や、環境への意識が高まる中で地球を形作るというイメージ面も支持されているようだ。

 こうした中、当社の関連企業「マッドプロダクツジャパン」は、30年以上にわたり「泥」に着目した商品を展開しており、多様な知見を蓄積している。カテゴリーもヘアからフェイス、ボディと全身に対応するため、お客様の要望に広く対応できる体制を整えている。

 ――SDGs関連の提案にも注力されています。

 津野田 SDGsの17項目のうち「作る責任・使う責任」に主眼を置き、強みのオーガニック・ナチュラル技術に、環境配慮の取り組みを掛け合わせた「EcoProject」を推進している。

 オーガニック処方自体が環境負荷の低減に貢献できるが、包材面でもCO排出量の削減が期待できる「植物由来インキ」や、森林管理の普及を目的とした国際的な団体「FSC」認証紙を採用したパッケージを積極的に提案している。このようにSDGsに関連した幅広い提案を揃え、企画立案から製造までお客様のご要望に寄り添った商品開発を進めていく。

 1月12日から開催される「化粧品開発展」(東京ビックサイト)にも出展予定で、先述した「フェムケア」「泥」「SDGs」関連アイテムを紹介する。アフターコロナに向けた新たな商品の実現に貢献していきたい。
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