あらた 須崎裕明社長、長期ビジョンで事業領域拡大へ

週刊粧業 2022年1月1日号 54ページ

カンタンに言うと

  • 商品開発、海外、ECがポイントに
  • 化粧品強化でイメージが一新、ペットの社会課題解決に貢献
あらた 須崎裕明社長、長期ビジョンで事業領域拡大へ
 あらた(須崎裕明社長)は長期経営ビジョン2030で、中核の卸売業の成長を維持しながら、事業領域を拡大によるサプライチェーンの総合プロデュース機能の構築に取り組んでいる。

 事業領域の拡大は、商品開発、海外事業、ECなどがポイントとなる。長期経営ビジョン2030の実現に向けた最初のマイルストーンである中期経営計画2023は、コロナ禍の厳しい環境にありながら、順調に推移している。

 須崎社長は「化粧品、ペット関連のカテゴリーの集約など、前の中期経営計画で積み上げてきたものの効果が現れている」と語る。中長期戦略の進捗状況や事業領域の拡大等について、須崎社長にインタビューした。

 ――緊急事態宣言解除後、市場の動きに変化はみられますか。

 須崎 現状ではそれほど実感していませんが(21年11月下旬時点)、GoToトラベルキャンペーンなどが始まり、人が動き始めることで、いままで抑えられてきた消費が活発になることを期待しています。

 例えば、旅行関連の商品は1年半ほど使われていないわけですが、GoToトラベルをきっかけに新しいものを購入する人も多いのではないかと思います。そういう需要が期待できるのはこれからです。

 ――第3四半期(21年10~12月)の立ち上がりは、いかがですか。

 須崎 前年と同様に先が読めません。20年は毎月さまざまな波動がありました。19年の消費税増税の反動のほか、コロナ対策商品にしても、商品が供給されるタイミングと需要にずれがあり、売上の確保が難しい状況が続きました。

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