ラパスジャパン、医療用マイクロニードルを化粧品で展開

粧業日報 2022年7月4日号 5ページ

ラパスジャパン、医療用マイクロニードルを化粧品で展開
 ラパスジャパン(権有利CEO)は、ドラッグデリバリーシステム(DDS)の一種で、医療分野で活用されている「溶解性マイクロニードル」を用いて、浸透力と安定性に優れたマイクロニードルパッチ化粧品の製造・販売事業を展開している。

 マイクロニードルパッチは現在、美容分野において認知が徐々に広がりつつあるが、元々は注射に代わる製剤として開発されたものだ。

 「DDSの多くは注射による投与が一般的な方法だが、注射針による痛みや『冷蔵・冷凍』で保管・輸送するためのコールドチェーンの確保、さらには汚染された注射針による死者が年間130万人を超えるなど、医療廃棄物による環境問題もある。こうした現状の課題を解決すべく、革新的なDDSとして登場したのがマイクロニードルパッチだった」

 ラパス(韓国)ではこのほど、米国・製薬メーカーと新型コロナワクチンパッチの研究開発をスタートした。

 従来の筋肉注射では、接種後の血栓症リスクが課題となっていたが、皮膚の浅い部分にゆっくりと薬剤を浸透させるマイクロニードルパッチは、従来よりも痛みがなく血栓ができにくいメリットがあるという。

 「実用化については当面先の見通しだが、既に共同研究の成果として有意なデータが出てきている」

 溶解性マイクロニードルは、肌内部にある水分によって溶け込む物性を持つヒアルロン酸をベースとし、コラーゲンやアスコルビン酸、ナイアシンアミドなど様々な有効成分を組み合わせたマイクロニードルパッチ化粧品の製造が可能だ。

 「マスク着用で肌表面はベタつくのに内面は乾燥するという現象が起きており、従来の肌表面に塗る化粧品だけでなく、貼る化粧品が重要になっている。マイクロニードルパッチで肌の内側(角質層)に直接うるおいを届けるというアプローチは、これからの化粧品にますます求められていくだろう」
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