美容研究家 小林照子氏、「美意識を持って生きる」提案が重要に

週刊粧業 2022年12月15日号 56ページ

カンタンに言うと

  • 五感を満足させる化粧品の開発
美容研究家 小林照子氏、「美意識を持って生きる」提案が重要に
 87歳を迎えた今も現役美容研究家として活躍する小林照子氏は、20歳から美容業界に携わり、メークアップアーティストの第一人者として化粧品業界をリードし、現在はビューティー商品の企画開発・コンサルティングをはじめ、教育やサロンなど様々な活動を意欲的に行っている。

 今回は「人生100年時代に求められる化粧品」をテーマに、小林氏に話を伺った。

 ――人生100年時代を迎えるにあたり、化粧品業界の課題があるとすればどんなことでしょうか。これまでの豊富な知見をもとに、忌憚のないご意見をお聞かせください。

 小林 60歳を過ぎると定年退職を迎え、団塊世代をターゲットにした商品開発は企業に残った社員が彼らのニーズを想像しながら行う形になりがちですが、想像と現実ではやはり乖離が生じてしまいます。

 そこでまず大切なのは、団塊世代の人たちがどういった経緯で今に至っているのかを良く知ることです。日本の高度成長とバブル景気を牽引し、ミニスカートやブーツ、パンタロンなどのファッションから、ロックやフォークなどの音楽に至るまで新しいモノを積極的に取り入れ、流行を次々と塗り替えてきた人たちであり、この世代が中心となって世の中が動いていました。

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