近代化学、最新ヘアカラーと高付加価値型ヘアケアを提案

週刊粧業 2023年1月1日号 83ページ

近代化学、最新ヘアカラーと高付加価値型ヘアケアを提案
 今期で69期目を迎えたヘアケア専門OEMの近代化学(本社=神奈川県海老名市、岡部達彦社長)は、ヘアカラーを筆頭にパーマや育毛剤、シャンプー、トリートメント、スタイリング剤などヘアケアカテゴリー全般の開発・製造を幅広く手がけている。

 今展示会では、「ヘアカラー&髪とぅるんとぅるん」をテーマに、医薬部外品・化粧品の最新ヘアカラーと、高付加価値型シャンプー・トリートメントのOEM製品を提案する。

 医薬部外品のヘアカラーでは、2剤式の早染めカラー(申請段階)を提案し、白髪染め・おしゃれ染めの双方で豊富なカラーバリエーションを紹介する。

 化粧品のヘアカラーでは、従来よりも染色力を高めた「カラートリートメント」、色持ちキープ成分を配合した「カラーシャンプー」のほか、昨年開発し、本来廃棄される米粉を使用したアップサイクルな「パウダーカラー」を提案する。

 「ブリーチ後の髪にカラートリートメントやカラーシャンプーを使用すれば、従来のようにカラーリングによって髪を傷めることなく、その日の気分によって髪色を自在に表現できることが可能だ。ブースでは今回、ブリーチとセットでカラートリートメントとカラーシャンプーを提案するほか、パウダーカラーに関して国内で製造できる工場が全国的にも数少ない点をアピールしていきたい。新たに開発したパウダーカラーは、海老名市にある地元酒造メーカーから精米の際に生じ廃棄処分される米粉を買い取って原料としており、SDGsや地域活性化にも貢献するパウダーカラーとしてOEMを提案していく」(岡部達彦社長)

 ブースではこのほか、色素の流出をより防ぐ処方にバージョンアップした「褪色防止シャンプー・トリートメント」と、髪の水分バランスを整えて湿気によるうねりやクセ毛を抑制する「シャンプー・トリートメント」、水の代わりにコラーゲン水に置き換えた「美容液シャンプー」、天然ハーブの月桃葉水をベースに頭皮を健やかにする「和漢エイジングケアシャンプー・トリートメント」、近年トレンドとなっている「ウォータートリートメント」といったインバス製品などを紹介する。

 「市場の拡大により当社での売上構成比も伸長している高付加価値型シャンプー・トリートメントの多彩なバリエーションを提案し、『髪のためのスキンケア』もアピールしていく」(岡部社長)
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