2024年化粧品OEMアンケート調査、2023年度は約7割が業績伸長

週刊粧業 2024年2月26日号 6ページ

カンタンに言うと

  • 業績伸長は2ケタが最多、来期見通しは8割が「伸長」
  • エビデンスレベルの向上と環境配慮型の製品開発に注力
  • SDGsは7割以上が実施、ESG経営への関心も高まる
  • 独自価値の創出に投資意欲、人材の定着を重視した経営に
2024年化粧品OEMアンケート調査、2023年度は約7割が業績伸長

 具体的な経営事情や受注状況が見えづらいOEM業界の実態を探るため、本紙は年に1度「化粧品受託メーカー・アンケート調査」を実施している。

 今年は前回から2社増の25社から協力を得て、その結果をまとめた。

 業界見通しや商品政策の方針とともに、SDGs・ESGに関する取り組みや今後のOEM市場予測など、各テーマに沿って解説する。

 ⑴2023年の業績見通し
業績伸長は2ケタが最多、来期見通しは8割が「伸長」

 今期(2023年度)の業績見通しについて、OEM25社に総合評価を聞いたところ、「伸長」と回答した企業は前回調査の14社から17社(68.0%)と増加した。

 「横ばい」は前回(7社)から数字に変化がなく、「後退」は2社から1社(4.0%)に減少した。

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