粧業日報 2024年4月3日号 6ページ
資生堂は、経済産業省と東京証券取引所が共同で女性活躍推進に優れた上場企業を選出する「なでしこ銘柄」に4年連続で選定された。
女性活躍のために不可欠な「採用から登用までの一貫したキャリア形成支援」と「共働き・共育てを可能にする男女問わない両立支援」を両輪で進めていることが評価された。
「なでしこ銘柄」は、女性活躍推進に優れた企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進し、各社の取り組みを加速化していくことを狙いとしている。
人的資本経営重視の流れを踏まえ、企業の女性活躍の取り組みの多寡だけではなく、経営戦略と結びついた女性活躍推進体制・取り組みとなっているか、それらが企業価値向上につながっているかという点を重視して選定している。
同社は企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」の実現に向けて、社員がジェンダーや年齢、国籍などに関係なく、個々人の違いを認め尊重し合い、それらのシナジーによりイノベーションを生み続ける組織風土をつくるため、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を重要な経営戦略の柱と位置づけている。中でも日本における女性活躍を積極的に推進しており、2030年までに日本国内のあらゆる階層における男女比率を機会均等の象徴である50:50にすることを目指している。
2024年1月1日時点で、取締役・監査役の女性比率は40.0%、国内資生堂グループの女性管理職比率は40.0%(速報値)となっている。
女性リーダー育成塾「NEXT LEADERSHIP SESSION for WOMEN」では、次期課長・部長・経営幹部候補向けの3つのプログラムを開催し、着実なリーダーシップパイプライン強化につなげている。また2023年からは、多様なバックグラウンドを持った人財の活躍と企業成長の関係を研究する社内研究機関「資生堂DE&Iラボ」を立ち上げ、実証研究に取り組んでいる。
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この記事は粧業日報 2024年4月3日号 6ページ 掲載
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