粧業日報 2024年7月18日号 6ページ
ホシケミカルズでは、2011年に群馬工場が温室効果ガス排出削減の実現に向けた群馬県独自の環境マネジメントシステム「環境GS(ぐんまスタンダード)」の認定を受けた。
環境GSはSDGsが掲げる17のゴールのうち、「7(エネルギーをみんなに。そしてクリーンに)」「12(つくる責任、つかう責任)」「13(気候変動に具体的な対策を)」の3つのゴールに準拠し、同工場でも社内のLED化やペーパーレス化などを推進してきた。
2024年8月には空調設備の入れ替えを行う予定で、これにより「従来の設備と比べてCO₂排出量と年間エネルギー消費量(原油換算値)が約67%削減される」(販売推進チーム/広報主任 平地祥子氏)という。
製造プロセスでの新たな取り組みではこのほか、製造現場における効率性や正確性の向上、環境に配慮したモノづくりを目的に、秤量からバルク検査、充填包装、製品後検査、出荷判定といった一連の製造作業をシステム化した独自の「生産・品質管理システム」を2023年3月より本格稼働している。
新システムの導入から1年が経った現在は、「秤量や投入ミスによる原料の廃棄がほぼゼロになった」(平地氏)という。
同社では2024年1月、パーム油の持続可能な活用の取り組みに賛同し、国際認証制度「RSPO」に準会員登録した。
「原料商社としてRSPO認証原料を積極的に取り扱い、企業の社会的責任を果たすとともに、今後はOEM・ODMにおいてもRSPO認証マークを表示した製品づくりを進めたい」(平地氏)
省エネや節水に貢献するOEM・ODM製品では、頭皮クレンジング・シャンプー・トリートメントが1ステップで完了するクリームシャンプー「3 in 1 クレンジングクレンジングトリートメント」(写真)を提案している。
「3ステップを1つに集約することでプラスチックと水の使用量削減につながる。クリームシャンプーはクチコミで話題を集め、ここへきて引き合いが高まっている」(平地氏)
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この記事は粧業日報 2024年7月18日号 6ページ 掲載
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