化粧品・健康食品のOEM/ODM事業を展開する天真堂は、デジタル貿易プラットフォームの開発・提供を手がけるスタンデージ社と協業し、化粧品メーカー・ブランドオーナー向けの海外進出支援サービスを今月から新たに開始する。
同サービスの主なスキームとしては、天真堂が国内の窓口となり、既に日本で一定の販売実績があるメーカー・ブランドの商品(化粧品・医薬部外品・健康食品・OTC医薬品)を買い上げ、海外の窓口としてスタンデージが現地の販路開拓から交渉契約、決済、物流手配などの輸出業務全般を担う(図参照)。
販路開拓では、販売代理店との交渉や越境EC支援、現地の展示会出展をサポートする。また、海外進出時には様々な費用負担が生じるため、海外輸出の際に活用できる助成金の取得サポートも併せて行い、メーカー・ブランドにできるだけ負担の少ない形で海外進出を支援するという。
酒井裕一郎社長は、同サービスの導入経緯と主なポイントについて「国内市場が頭打ちとなった今、海外に販路を見出す企業が増えてきており、特に今年は化粧品に限らず、医薬部外品や指定医薬部外品などを海外で展開したいという日本企業からの声が増加傾向にある。しかし、『どうやって輸出をすれば良いかわからない』『海外のパートナー探しを自分たちで行うには限界がある』といった不安の声も多かった。そこで今回、中国や東南アジア、アフリカ、オセアニアなど幅広い地域で既に進出支援の実績があるスタンデージ社とタッグを組み、まずは第1弾としてOEMのクライアントの商品を中国で展開する。OEMのクライアントだけでなく、我々と取引のないメーカー・ブランドも新サービスの利用が可能だ」と語る。
今後の展開としては、韓国の現地企業と業務提携し、既に韓国で実績のあるブランドとのタイアップ企画や、インフルエンサーを活用した越境EC支援の取り組みを今秋からスタートするという。
この記事は週刊粧業 2024年8月5日号 9ページ 掲載
■特集/海外進出支援企業~中国の環境変化で転機迎える◎天真堂~スタンデージ社との協業によりメーカー・、ブランドの負担少ない形で海外進出を支援◎オークファン~中国・義烏の大規模な卸売市場に、日本館を開設、日本製品を販売◎ポリスター~市場調査からプロモーションまで、中国進出を包括的にサポート◎Beauty Japan~シンガポールで日系企業を支援、アセアンの入口の機能を発揮◎キレイコム~中国ビジ...
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