マツモト交商は、環境に配慮する原料として3原料を紹介した。
「GeoFuse-moist」は、粉体形状・表面処理・複合化の3つの要素により感触をコントロールする新技術を用いて開発されており、マイクロプラスチックビーズの新たな代替品として期待されている。
マイクロプラスチックビーズは自然環境の中で分解されずに残り続けるという点で環境に与える影響が問題視され、代替品としてシリカやセルロースが広く利用されてきたが、「これらの原料では得られなかった柔らかさやしっとり感が付与できる」(同社)という。
「SolAmaze Natural(ヌーリオン・ジャパン)」は100%植物由来の油溶性被膜形成剤かつ合成ポリマーの代替原料であり、セミナーでも多くの関心を集めている。耐水性や色移り防止においても高い効果が確認されている。
「被膜形成剤は一般に合成ポリマーやワックスが挙げられるが、ワックスは感触が悪いため実際には伸びの良い合成ポリマーが多く使用されている。しかし、合成ポリマーは生分解性がないため環境への影響が懸念されている。こうした中、合成ポリマーの代替となる100%植物由来被膜形成剤としてアピールを強化していく」(同社)
「Silk-iCare(Givaudan社)」はバイオ技術によって生み出されたヴィーガンシルクで、従来の動物由来シルクと同じアミノ酸配列を持ち、抗炎症効果や毛穴ケア効果、化粧崩れを防止する効果など様々な美容効果が期待される。
「シルクは蚕が桑の葉を食べて吐き出した糸から作られる動物由来の繊維として知られ、美しい光沢や滑らかな感触から衣服や化粧品など様々な製品に利用されてきた。しかし近年、動物由来の製品に対する懸念が高まってきており、バイオ由来のシルクに注目が集まっている。今後、ヴィーガンシルクとして提案を強化していく」(同社)
この記事は週刊粧業 2024年10月14日号 16ページ 掲載
◎オールリテイラー特集~若年層の獲得に向け業態間で競争激化〔百貨店〕■百貨店14社にアンケート~都市部への一極集中が加速、リアル回帰で業績は回復基調①立地、②ライバル業態、③売上(全体、化粧品)、④メインの客層と強化したい客層、⑤化粧品事業における課題は、⑥今後の重点施策、⑦貢献しているメーカーは、⑧今後の取り組みについて、⑨今後の化粧品分野についての予測、⑩再編に伴い、化粧品売場は、⑪今後...
バラ売り
【週刊粧業】2024年下期オーラルケアの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】2024年パーソナライズドコスメの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】2024年ヘアケアの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】シンクタンクが分析する2025年国内化粧品市場
バラ売り
【週刊粧業】2024年アジアンコスメの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】ビズジーン、遺伝子検査技術を様々な分野に活かす
バラ売り
【週刊粧業】Zenken、人材獲得と企業ブランディングを両立したサービスが好調
バラ売り
【週刊粧業】2024年・年末大掃除の最新動向
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。