週刊粧業2012年「訪販特集(秋季)」(10月15日号)で既報のとおり、核酸ドリンク「ナチュラルDNコラーゲン」を主力商材にした成長企業フォーデイズ(本社=東京)が、2本目の柱へと育成中の化粧品で愛用者のすそ野を拡大している。
立ち上げから9年目だった2006年、同社は売上高が200億円に達した勢いを駆って初の化粧品「ムーサ」を発売し、以降は2009年に強化版といえる「ムーサ イオ」を投入すると会員の反響が高騰。2012年3月期の総売上高353億円(対前年比6.3%増)のうち、化粧品の数字は51億円に達している。
ダイレクトの領域では勢いで通販に水を開けられた格好の訪販業界にあって、ネットワークビジネスで前進を続ける和田佳子社長に成長の要因を語ってもらった。
明暗乗り越えた15年間
いつも会員の力が支えに
――立ち上げから15年目、現在までの進捗をどう自己採点しますか。
和田 このビジネスは敵が生まれやすい一方で、多くの味方に守られている構造があると思う。
一般的な訪問販売であれば代理店さんが、私たちが取り組むネットワークビジネスならば会員さんが運命共同体として多く存在している。
自分一人で考え込む事業とは異なり、考え方次第では何でも(会員と一体で)クリアしていけると思っている。「仲間がいるから何とかできる」――。そう考えられることが、この流通の強みだと思っている。
たしかにいろいろな山も谷もあり、批判にさらされることも経験したが、必ず支えてくれる人たちがいて私に冷静に判断する環境を作ってもらうことができた。
当社の会員さんは私よりもご年齢が上の方々が多く、人生の経験値をもとに指導してくださる。他社の追従を受けて陥った窮地や、BSE問題に対応した際に起こった製品トラブルなど、いつも上手にカバーしてくださったのは会員さんだった。ある意味、会員さんとはチームのような関係性だと思っている。
12期連続で成長できた要因は製品力だけではない。ネットワークビジネスという流通の力が大きかった。どんなに良い製品でも、人が介在してアクションを起こさないかぎり流通は起こらない。人の心理と製品力がキチッと噛み合った結果だと考えている。
一方で、業歴が10年を越えたことで生じる変化も感じている。
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