アピール文言の評価にバラつき
表現に納得する女性は1割未満
効果・効能を標榜できない化粧品では、美容効果の期待感やブランドのイメージを膨らませるキャッチコピーが、競合製品との差別化を生み、消費者の購買意欲を刺激する。
そこで、主に配合成分の特性をアピールする際に使用される『画期的』『当社独自の』などのキャッチコピーに関して質問したところ、「少しは違いがあるかも知れないが大げさだと思う」(30.8%)が最も多く、約3割を占めた。
2011年に実施した前回調査で最も票を集めた「それなりの新しい工夫は認めたい」(28.2%)は8.0P少した。効果訴求のキャッチコピー・フレーズに対し、シビアな見方が強まる傾向が見られた。
一方、少数派だが「その通り画期的だと思う」は3年前より1.7P増え7.5%となった。
【その他のアンケート記事】
◎気になる言葉トップ3に変動なし、早期エイジングケア需要は伸びず
◎今回も「赤ちゃん肌」が最上位に、3年前より2位以下に開き
◎3割以上が全身ケアに高い関心、体の内から訴求する項目も上昇
◎約半数が「価格が高い」と意見、少数のネガティブ意見も傾聴へ
【質問項目:キャッチコピー・イメージ】
C-4 化粧品のキャッチコピーなど
1)『画期的』『当社独自の』という新製品のキャッチコピーやフレーズについて(複数回答可)
a.その通りに画期的だと思う b.それなりの新しい工夫は認めたい c.少しは違いがあるかも知れないが大げさだと思う d.言葉だけで大した違いはないと思う e.その手には乗らない f.その他
2)次の言葉のうち、とても気になる言葉は?(複数回答可)
a.シミ b.シワ c.くすみ d.たるみ e.アロマ効果 f.ちりめんジワ g.保湿 h.抗酸化 i.ニキビ j.毛穴の開き k.リフトアップ l.スリミング m.古い角質 n.角栓 o.メラニン p.デトックス q.セルライト r.乾燥 s.紫外線 t.ストレス、u.老化 v.加齢 w.リラクゼーション効果 x.ゆがみ y.美白 z.アンチエイジング(老化防止) aa.あてはまるものはない
3)次のうち、あこがれる肌は?(複数回答可)
a.赤ちゃんのような肌 b.陶器のような肌 c.透けるような肌 d.もち肌 e.美肌 f.色白肌 g.美白肌 h.ふっくらした肌 i.ゴム肌 j.セレブ肌 k.しっとり肌 l.ブロンズ肌 m.きめ細かい肌 n.あてはまるものはない
4)今、美容や健康のために実行している、または関心がある分野は?(複数回答可)
a.スキンケア b.メークアップ c.ボディケア d.ネールケア e.ネールアート f.ヘアケア g.ヨガ h.ヘアメーク(カラー含む) i.エステティックサロンでのプロケア j.ダイエット l.脱毛 m.プチ整形 n.骨格矯正 o.歯列矯正 p.歯のホワイトニング q.食事療法 r.漢方 s.サプリメント t.エクササイズ u.フィットネス v.ウォーキング w.アロマテラピー x.リフレクソロジー y.タラソテラピー z.その他
5)化粧品業界のイメージ (複数回答可)
a.かなり儲かっていると思う b.怪しいイメージがある c.自分も化粧品に関する仕事がしたい d.新製品が多すぎる e.価格が高い f.これから成長が期待できる市場だ g.これから冬の時代を迎えるだろう h.もっと効果の高い商品をつくってほしい i.ユニバーサルデザインを取り入れて欲しい j.洗練されたデザインでも機能は損なわないで欲しい k.消費者の視点に立っていない l.特になし m.その他
【調査概要】
・調査実施:㈱週刊粧業
・調査コーディネート:㈱ソフィアリンクス
・調査協力:㈱クロス・マーケティング
・調査手法:インターネット調査
・サンプル抽出方法:㈱クロス・マーケティングが保有するネットモニタからランダムに抽出
・対象エリア:全国
・調査対象者:20~39歳の女性
・対象者割付:20~24歳、25~29歳、30~34歳、35~39歳:各103サンプル 計412サンプル
この記事は週刊粧業 掲載
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