7割が専門店に行かない
依然、若年層には遠い存在
化粧品売場の利用頻度を販売チャネル別にたずねた。
化粧品のメッカである専門店は実に7割が利用しないと答えた。20~30代の若年層にとって専門店は依然、敷居の高い存在となっている。一元客には入りにくい店構えや、販売員との対応などからいわゆる『食わず嫌い』を起こしている人も少なくないようだ。
それでも月に1~2回来店する人が3割弱いることから、年齢を重ねれば利用層は増えていく可能性は高い。
週1回利用するという、いわばホームドクター的に気軽に利用している層も少数派ながら存在した。じっくり語り合うには専門店は最適な環境と言えるだろう。
【その他のアンケート記事】
◎解消されない敷居の高さ、さらなる歩み寄りに期待
◎ヘビーユーザーが2割強、気軽に入れる身近な存在
◎過半数以上が利用しない、他売場からの回遊策望む
◎半数近くが年に数回利用、ヘビーユーザーが2割も
◎華やかさを感じながらも憧れているのは1割未満
◎一元客は入りにくい専門店、エントリーアイテムの強化を
◎過半数は美容部員が怖い、定価販売への抵抗感強し
◎訪れる人を拒まない吸引力、ドラッグストアは生活の一部
【質問事項:化粧品売場の利用頻度】
B.化粧品販売業
B-1 化粧品売場の利用頻度
1)化粧品専門店の利用頻度
a.よく利用する(週1回以上) b.時々利用する(月1~2回) c.利用しない
2)百貨店の利用頻度
a.よく利用する(週1回以上) b.時々利用する(月1~2回) c.利用しない
3)ドラッグストアの利用頻度
a.よく利用する(週1回以上) b.時々利用する(月1~2回) c.利用しない
4)スーパーマーケットの利用頻度
a.よく利用する(週1回以上) b.時々利用する(月1~2回) c.利用しない
5)通信販売の利用頻度
a.よく利用する(月1回以上) b.時々利用する(年2~3回) c.利用しない
6)百貨店の美容部員(複数回答可)
a.とても華やかなイメージがある b.きつい職場というイメージがある c.自分も経験してみたい、あこがれの職業である d.美容部員の経験がある e.自分にはやりたくない職業だ f.もっと男性スタッフを増やしてほしい g.もっとカジュアルな制服がよいと思う h.美容部員の肌が美しくないと思う i.自分より若い人に、あれこれ言われたくない j.その他
7)化粧品専門店(複数回答可)
a.常連でないと入りにくい b.若い人は入りにくい c.親子で利用している d.セルフ化粧品の取り扱いを増やして欲しい e.ホームドクター的な行きつけの専門店がほしい f.専門店のパーソナルなサービスに期待している g.もっと化粧雑貨が充実しているとよい h.フレグランスの取り扱いが少ない i.化粧品専門店専用ブランドをよく薦められる j.化粧品専門店専用ブランドを使っている k.その他
8)百貨店(複数回答可)
a.美容部員に声をかけられるのが怖い b.カウンター併設のお手入れルームを利用したことがある c.ハウスカード(ポイントカードなど)の特典を利用する d.百貨店の接客を受けると、他業態のサービスが貧弱にみえる e.彼氏や夫と一緒にショッピングが出来るよう、男性客も入りやすくしてほしい f.男性化粧品が少ない g.フレグランス売場をもっと充実させてほしい h.たまには値引き販売をしてもいいのではないか i.その他
9)ドラッグストア(複数回答可)
a.時間があるとなんとなく立ち寄ってしまう b.スーパーでレジに並ぶのは面倒なのでドラッグで買う c.店内が煩雑なのが嫌だ d.大手メーカーの化粧品が安売りしているので購入している e.どこも同じ品揃えなのでつまらない f.もっと新製品を並べてほしい g.ドラッグストアのない生活は考えられない h.食品や雑貨もおいてほしい i.どの店も品揃えが同じで特徴がない j.その他
【調査概要】
・調査実施:㈱週刊粧業
・調査コーディネート:㈱ソフィアリンクス
・調査協力:㈱クロス・マーケティング
・調査手法:インターネット調査
・サンプル抽出方法:㈱クロス・マーケティングが保有するネットモニタからランダムに抽出
・対象エリア:全国
・調査対象者:20~39歳の女性
・対象者割付:20~24歳、25~29歳、30~34歳、35~39歳:各103サンプル 計412サンプル
この記事は週刊粧業 掲載
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