職場使用は約3割が抵抗あり
カウンセリングで利用増の兆し
フレグランスの使用状況について尋ねたところ、2011年の前回調査と同様に3割以上の女性が「職場で香水は使いにくい」(33.0%)と回答した。
近年は、ニオイによって周囲の人に不快感を与える「スメルハラスメント」が社会問題となっている。香水の匂いが強すぎることも原因の一つで、こうした背景から職場での使用に抵抗感を持った一定の層が存在しているものと推測される。
「香りのつけこなし方がわからない」(25.5%)は、3年前より5.3Pダウンした。これは香水メーカーやフレグランスショップが単に商品説明だけでなく、ライフシーンやTPOに合わせた使い方の啓蒙活動を続けてきた結果と言えるだろう。
「最近、フレグランスをつけている人が増えた気がする」(11.9%)は前回調査から2.2Pップした。これは、香りのつけこなしに戸惑いや不安を持っていたユーザーの減少が影響していると見てよさそうだ。
このほか、「男性ももっとフレグランスを使ってほしい」(7.0%)、「百貨店でカウンセリングを受けて買いたい」(6.1%)がいずれもポイントを伸ばしており、フレグランスに対する使用意向が高まっている。
メーカー側はこの機を逸することなく、男女を問わずフレグランスを楽しむきっかけづくりを提供し、カウンセリングによって自分に合った香りを望む潜在ユーザーを取り込んでいければ、フレグランスのさらなる使用拡大につながるだろう。
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◎「泡立ち」から「ノンシリコン」へ、パーソナル商品が家族共用に肉薄
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◎品質面には納得も低価格志向が鮮明に
◎「特に関心はない」が約6割、「価格」「効果実感」に不満
◎愛用ブランドと安価の二極化、早期取り替えで肌トラブル防ぐ
【質問事項:日用品・その他】
A-4 日用品、その他
1)フレグランス(複数回答可)
a.安売り店が多いので、定価で買うのは抵抗がある b.百貨店でカウンセリングを受けて購入したい c.最近、フレグランスをつけている人が増えた気がする d.男性ももっとフレグランスを使ってほしい e.ピンク系のボトルが氾濫しすぎてはいないか f.もっと大人の香りを揃えてほしい g.香りのつけこなし方がわからない h.最近の香りはどれも同じように思える i.職場で香水は使いにくい j.その他
2)シャンプー(複数回答可)
a.泡立ちが悪いと落ちた気がしない b.しっとりタイプを使用 c.さらさらタイプを使用 d.決まったブランドを使う e.サロンで購入している f.サロン専用品は高いと思う g.家族で一緒に使っている h.家族が個別のシャンプーを使っている i.その他
3)ヘアトリートメント(洗い流しタイプ)(複数回答可)
a.適量が、どれくらいかわからない b.シャンプーの方が先になくなってしまう c.リンスの方が先になくなってしまう d.塗布後、待機するのが面倒なのですぐに洗い流してしまう e.ぬめりが残るのが不快だ f.ダメージヘア用ばかりなので、もっと軽い仕上がりのものがほしい g.色々使ってみたが、どれも変わらない h.使わない h.売り場にヘアケアカウンセラーがいるとよい i.その他
4)洗剤(複数回答可)
a.粉末洗剤を使用 b.粉せっけんを使用 c.液体洗剤を使用 d.新聞配送店でもらったものを使用 e.ギフトでもらったものを使用 f.特売品を購入する g.香りがほしい h.機能付きがほしい i.その他
5)生理用品(複数回答可)
a.いつも決まったブランドだ b.特売品を2コパックで購入する c.肌あたりのやさしいものを選ぶ d.もっとコンパクト化してほしい e.今のままでよいからもっと安くしてほしい f.ウイング付きが好き g.ウイング無しが好き h.夜用は29㎝以下では不安だ i.店頭で紙袋に入れてくれるが、時間がかかるし、もったいない j.男性に購入しているところを見られるのはいやだ k.その他
6)コエンザイムQ10(複数回答可)
a.サプリメントを使用中 b.化粧品を買った c.効果が実感できない d.特に関心はない e.これから購入する予定だ f.価格が高い g.テレビ番組で紹介されると欲しくなる h.売り場が少ない i.その他
7)化粧パフ(複数回答可)
a.安いものをまとめ買いする b.ファンデーションメーカーのものを買う c.サイズがまちまちで困っている d.100円ショップで購入する e.2~3日で取り替える f.1週間で取り替える g.使い捨てを使用 h.その他
【調査概要】
・調査実施:㈱週刊粧業
・調査コーディネート:㈱ソフィアリンクス
・調査協力:㈱クロス・マーケティング
・調査手法:インターネット調査
・サンプル抽出方法:㈱クロス・マーケティングが保有するネットモニタからランダムに抽出
・対象エリア:全国
・調査対象者:20~39歳の女性
・対象者割付:20~24歳、25~29歳、30~34歳、35~39歳:各103サンプル 計412サンプル
この記事は週刊粧業 掲載
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