新日本製薬、新客増加で売上高120%超へ

訪販ジャーナル 2016年1月13日号 1ページ

カンタンに言うと

新日本製薬、新客増加で売上高120%超へ
 基幹ブランド「パーフェクトワン」のオールインワンジェルシリーズ(全4種、3800~6000円)が激戦区のオールインワン市場で国内売上シェア№1(2014年1~12月、ブランドベース、富士経済調べ)の座を射止めるなど、化粧品を中心とする通販事業を成長軌道に乗せている新日本製薬(本社=福岡市)が、今期(2016年3月期)も中間期の売上高を前年同期比120%超の着地で折り返し、順調な足取りを見せている。

 近年は、「薬用植物研究所」(山口県岩国市)を拠点に自社独自の原料をベースにした商品開発を加速させており、主力の化粧品に加え「内外美容」を旗印にサプリメントや医薬品のラインナップも強化している。

 今期の動向などについて、後藤孝洋社長に聞いた。

オールインワン市場で№1獲得、
サブ商材でも成果

 ――今期はどんなスタートとなりましたか。

 後藤 一昨年に新ブランド「パーフェクトワン」を発表し、化粧品を強化するための「選択」と「集中」に着手した。同時にオールインワン市場でブランドの認知を高め、「国内トップブランドを目指そう」という目標を掲げてきた。

 そして昨春、富士経済の統計でブランドシェア№1を獲得したことが判明した。つまり、望んでいた結果が出たのだ。今期はそんなスタートだった。

 昨年10月には、2006年からのシリーズ累計販売個数が3000万個を突破した。これは過去から積み重ねてきた成果の一端であり、長く愛用してくださるお客様が存在するおかげと感謝している。ただ、まだ通過点に過ぎない。

 オールインワン市場は拡大し、消費者の認知や理解が広がっている。ブランド間の競争は激しくなっているが、それは市場全体にとって歓迎すべきことだ。そうなれば製品の質や顧客サービスがさらに向上し、オールインワンそのものの価値が増してお客様のメリットにもなる。

 一方で、そうした中でも「パーフェクトワン」を選び続けてもらわないと企業間競争には勝ち残っていけない。今後も製品や顧客サービスなどの「品質」をさらに磨き上げていきたい。

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