プレミアアンチエイジング、急成長の原動力と成長ビジョンに迫る

週刊粧業 2021年6月28日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 「DUO」で築いたD2CスキームでCANADELは早くも第2の柱に
  • テンセント社と提携し中国深耕国内ではアンチエイジング研究へ
プレミアアンチエイジング、急成長の原動力と成長ビジョンに迫る
 「DUO(デュオ)」や「CANADEL(カナデル)」などのD2Cスキンケアブランドを展開するプレミアアンチエイジング(本社=東京、松浦清CEO)は、2020年10月には東証マザーズに上場し、国内事業のさらなる成長拡大を図るとともに、中国を核に海外の市場開拓を進める。

 DUOが代表シリーズ「ザ クレンジングバーム」を核に売上を伸ばす中、オールインワン化粧品であるCANADELも好調に推移し、20年7月期の売上高(205億800万円)は200億円を突破した。

 21年7月期は315億円と100億円以上の増収を見込む。

 今回、化粧品業界を専門にコンサルティング事業を展開するソフィアリンクス代表の三原誠史氏が、プレミアアンチエイジングの急成長の原動力から今後の成長戦略まで、松浦CEOに切り込む。



「DUO」で築いたD2Cスキームで
CANADELは早くも第2の柱に

 三原 「DUO クレンジングバーム」は21年4月末時点で、シリーズ累計販売個数2500万個を突破し、その後も売上を伸ばし続けています。

 また、オールインワンジェルを軸に展開する「CANADEL(カナデル)」も積極的にプロモーションを展開され、19年発売から早くも第2の柱へと成長しました。

 化粧品業界のこれまでの一般的な成功事例は、どうやら貴社には当てはまらない。そのように思います。松浦CEO自身、この急成長を遂げられた要因をどのように分析されていますか。

 松浦 急成長できた要因を考えると、当社の3つの特徴が挙げられる。

 1つはネット通販、今でいうD2Cのビジネスモデルであること、2つめが家業を手伝っていた頃のジュエリー業界でのブランドビジネスのノウハウを通販・D2Cモデルにうまく移管できたこと、そして3つめがマスメディア広告・宣伝への積極投資できる経営体質となったことだ。

 この3つの要素が掛け合わさって、DUOはここまで大きな成長ができたと捉えている。

 特に経営体質は、効率化を最重視し、少数精鋭の組織づくりを強く意識してきた。そのため、即戦力を期待した中途採用がほとんどである。

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