吉田硝子、バイオマス製の機能性エアレス容器が販売好調

週刊粧業 2021年10月18日号 39ページ

カンタンに言うと

  • スポイト付きガラス瓶も販売好調
吉田硝子、バイオマス製の機能性エアレス容器が販売好調
 ガラスとプラスチックそれぞれの特性を活かした容器づくりを得意とする吉田硝子では、3R(リデュース・リユース・リサイクル)に対応した環境配慮型容器として注目を集めるガラス瓶の中でも、スポイトとディスペンサー、金冠キャップが適合する少量用ガラス瓶「Sシリーズ」(6~50 mL)への問い合わせが昨年から増加している。

 Sシリーズは、1ケース単位の小ロットから提供が可能で、「Sシリーズ以外にも当社では独自デザインの規格型ガラス瓶があり、今後はディスペンサーなど適合部品の種類を追加したラインナップを、他の規格シリーズでも充実させていく」(吉田眞子副社長)という。

 環境配慮型容器ではこのほか、外層ポリカーボネートの38~40%が植物由来で、容器全体における植物度が20~30%のバイオマス製エアレス容器「デラコスメ(DLC)」シリーズが、2018年6月の発売以来、着実に売上を伸ばしている。

 DLCシリーズは、ディスペンサーをプッシュするたびに内層が外層から剥離(層間剥離)して萎んでいく積層構造の機能性エアレス容器で、容器内に空気が入ることなく、内容物が空気に接触するのを防ぐ。

 「2024年の創業100周年に向けて、当社の理念である『和をもって結束し、誠意・熱意・創意を信条として社会に貢献する』ことを大切に守っていく。今後も化粧瓶やクスリ瓶など創業当時からのガラス瓶の加工販売を主軸とし、樹脂容器や環境対応型容器、機能性に特長を持った容器など、その時代のお客様が求める容器をお客様が使って喜んでいただき、ご満足いただけることを目指して歩み続けていきたい」(吉田副社長)
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